荒れ狂う海、と漁師。元祖命がけ系漁業番組「ベーリング海の一攫千金」
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ディスカバリー
猟期が始まりました。僕はまだ出猟できてませんけどね。初猟は今週末になりそうです。
今期はなんというか、あまりにも楽しみにしすぎていたので実感がまだわきません。「えっ、出猟していいの? 本当に? だましてない? (´・ω・`) 」って感じです。
猟師はシーズンの始まりを楽しみにしているものですが、それは猟師だけに限りません。猟師ならぬ漁師、カニを獲る海の男たちもそうでしょう。
しかし、ベーリング海のカニ漁師にとっては、漁期の開幕は楽しみだけでなく恐怖を伴うものかもしれません。
荒れ狂う死の海として有名な冬のベーリング海で繰り広げられる、文字通り命がけの壮絶なカニ漁の様子を余すところなく映し出しているのが、ディスカバリーチャンネルといえばこの番組。「ベーリング海の一攫千金」です!
きついのが高潮だけならベーリング海のカニ漁はここまでクローズアップされなかったことでしょう。
厳しい寒さに凍りついて数トンの重りとなり、船を転覆させようとする波しぶき。佳境に入ると30時間休みなしで重労働となる過酷な作業場。船の揺れで暴れ出すと凶器に変貌する、数百キロ、数百基の鉄カゴ…。
ここから先は僕が幾千言費やすより、実際に映像を見てもらった方が早いでしょう。ダイジェスト動画があります。
いや~、キツイっす。(迫真)
うまくいけば2か月の労働で1000万円を超える稼ぎがあるそうですが、いくら貧乏でもこれは無理。僕だと港を出て3分で船酔いでダウン、口の悪い船員に「ジャアアアアアアップ!」と罵られる自信があります。orz
なんといっても撮影中に普通に死亡事故が起こったりしてるような環境です。クルーもそうだけど撮影スタッフも大変だなこれ。
ケガもつきもの。普通に台の上でイノシシさばいててもたまにやってしまうのに、ものっそい揺れる船上でナイフを使うわけだから、そりゃ手も切るわな…。
動画では膿を出すために焼いた釘で爪の上から指に穴を開けるシーンなんかもあります。1分50秒あたりから。閲覧注意! (; ゚д゚)
そのへんに病院なんかないわけで、よほどの大ケガでない限りは自分たちでものっそいおおざっぱな手当して終わり、ということみたいです。
伝わってくるのは漁や海の過酷さだけじゃなくて、親子船員の成長物語に代表されるような船員と船員、またライバルであり仲間でもある船と船同士の人間ドラマもまた魅力なんですよねえ、この番組は。
何回も見たのに、何回も見てしまう。さすが10年を超える超人気番組なだけのことはあります。( •̀∀•́ )✧
おそらく過去の公式サイトにあったであろうこの画像。
いい画像ですね。日本だと食べ物でうんたらかんたらとか言われそうだけど、漁の過酷さを見ているとこれはとてもいい画像です。
今回はダイジェスト動画で紹介しましたが、あの動画で伝えられる魅力はほんの一部。先も言ったように、人間模様も大きなテーマのひとつなので、こればっかりはダイジェストではくみ取れません。
過去十年に渡る長い放送は、続き物として見て始めて魅力がフルに伝わってきます。上のダイジェスト動画では元気だったけど、今はもうこの世にいない船員だっているぐらいですから。
興味が湧いたら、スカパー!やDVDで全編をご覧になってください。時間泥棒注意ですけどね! (・∀・)
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Comment
私もこの番組、好きです。命がけですよね。
続編で是非とも「spinickerの一攫千金!」を、いかがでしょう?
それができれば苦労はないんですけど、実情は「spinickerの青息吐息」みたいな感じで視聴率0%まちがいなしなのでやめておきます。orz