ジビエ肉のにおい―鹿臭さってどんな感じ?
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最終更新日:2016/10/17
ジビエ・ワイルド料理
アイスバケツチャレンジがまわってきたら、誰を指名しようか悩んでいます。こんばんは、spinickerです。まぁ、まわってこないんですけどね。まわってきたところでやりません。100ドルもらえるのならまた話は別ですが。
100ドルといえばだいたい1万円。大金です。1万円を手渡されて「好きなだけ肉買ってきていいよ」と言われたら、僕ならブランド牛なんか目もくれずに、安くて(それでも自腹で買うとなると安いとは思いませんが)量をたくさん買えるタスマニアビーフとかにするでしょうね。脂ギッシュすぎる肉ってのはどうも・・・。
肉といえば、僕の銃は銃は銃でも狩猟用空気銃なんで鹿や猪なんかはまず倒せませんが、おすそわけ、または物々交換なんかでそれらの肉を入手できることがあります。たとえばこれなんかがそうです。

鳥師匠の30-06スプリングフィールド弾のえじきとなったメス鹿。フードセーバーで真空パックしたうえで冷凍してあります。こうすると半年やそこらは余裕でもつのでおすすめです。前猟期に捕獲した鴨もまだ7羽ほど保存しています。
で、この鹿モモ肉。最初は例によってアロゼにして食べてみました。いつも通りのおいしさが約束されていると信じて疑っていませんでした、その時は。
よーし、できたぞっと。ひと口ぱくっと。うん、うまいうま・・・い? ん? んん? あれ?
・・・皿流すの忘れてた?
第一印象はこんな感じでした。洗剤みたいな臭いというか後味が強烈にこびりついてました、のどから鼻にかけて。なので、皿を洗ったあと、洗剤を流すのを忘れてたのかと思ったのです。
だからといってせっかくの命を捨てるわけにはいきません。なんとかかんとか全量を胃袋におさめ、その後当分鹿肉を食べる機会がなかったためにそのことはしばらく忘れていました。
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しばらくの後。またあの鹿肉を食べる機会がありました。前回のことを思い出したので、とりあえずはしっこをちょっとだけ切って塩こしょうのみでテイスティング。道具も皿からまな板、包丁、フライパンにいたるまで完全に洗浄して調理に臨みました。ではいただきます。ぱくっ。
・・・くそまずっ! なんやねんこの臭い!
神経をとぎすました分、まずさがダイレクトに脳を直撃しました。洗剤というか、より正しくは「針葉樹っぽい青臭さに動物園に漂ってる獣臭(けものしゅう)をブレンドして2を掛けた」ような感じでした。
これではっきりしました。この個体は「鹿臭い」のです。これが噂の鹿臭さか・・・。なるほど、「鹿は食う気にならん」って人が多いはずだ。これは・・・どうしたもんか。
本サイトの「鹿の肉味噌茶漬け」を思いついたのはこの鹿臭さをどうにかしようと思った結果です。さんしょうをふんだんにぶちこみ、味噌で味濃く仕上げて鹿臭さの中和を試みたのです。おかげでなんとか食べられるレベルにまでもっていけました。後日、普通の味の鹿肉で作ってみるとこれがうまいうまい。怪我の功名にもなってくれました。
といったことがあって、人間が長い時間をかけて築きあげてきた畜産業のすごさを再認識しました。
スーパーで売っている肉は、牛なら牛、豚なら豚、と同じ種類で同じ部位なら、ほとんど同じような味です。個体差がほぼ認められないのです。これは実はすごいことです。普段は意識することのない事実を思い知らされました。
僕はいろいろなものを、狩猟を通じて得たり知ったりしてきました。これからもそうでしょう。我ながら、いい趣味を持ったと思います。^ ^
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