狩りバカ日誌　2013年11月23日

天候 晴れ　気温 15℃ – 4℃　日出 06:38　日没 16:48

いつも回っているルートには、とてもおいしい柿を置いている無人販売所がある。しかも4つ、たまに5つで100円。柿に目がない僕はこれをとても楽しみにしている。

その柿をかじりつつ農道を転がしていると、とある池に大きな波紋が。

･･･！

波紋の発信源を確認すると、やはり！ 10羽ほどのカルガモの群れ。一旦通り過ぎ、鴨たちから見えないところに車を停め、銃と超ロングタモ網をひっつかんでスニーキング開始。

このあたりはGoogleMapでいちおう見てはいるエリアだが、高低差なんかは航空図だけではわからない。地図だと簡単に接近できるように見えるが、実地は

こんな具合のきっつい斜面。藪の密度もなかなかのもので、銃と網を持った状態ではなかなか進めない。とりあえず網は藪の入り口あたりに一旦デポジットし、銃だけを持って接近を試みる。

まだ落ち葉の最盛期ではないものの、地面を覆う茶色の絨毯はそれなりの厚さで、油断すると文字通り足元をすくわれる。

慎重に、ゆっくりと、着実に一歩ずつ歩を進め･･･ずざざざっ！

足元すくわれた！ 距離はこの時点で40mほど。バタバタバタッ！ 近くにいた何羽かが飛び立った！ 直接姿は見られてないはずなのに、勘がいいなくそっ！ シーズン序盤なのに！

身を低くし、水面をうかがう。まだ何羽か残っているようだ。が、ここから見える個体はすべて首を伸ばし、こちらを注視している。さらに何羽かは向こうへ遠ざかりつつある。今は動けないな、これは。

しばらく息を潜め、鴨たちに落ち着きが戻ったのを確認すると、再度歩みを進める。距離は45mほどか。それほど遠くない、あと数メートル進んだら射線を確保できそうな場所を探そう。

さらに数分後。ようやく目当ての場所に腰を下ろし、スコープをのぞく。射線が開いていることを確認、撃てる範囲に鴨が入るまでただただ待つ。･･･来たっ！

パァン！

5.5ミリ弾は首のつけ根に命中、鴨は水面に突っ伏してもがいている！ このままで大丈夫に見えるが･･･大型鴨はタフだ。留め矢を首に撃ち込むと、動かなくなった。

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網を取って戻ってくると、やや沖に流されていたが、なんといっても柄が8mもある網だ。楽に回収できる。獲物を手にすると、いつも相反する二つの感情が胸に飛来する。「やった！」と、「やってしまった」。ただ、これはどちらも偽らざる感情。

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ありがとう、いただきます。

【本日の結果】
発砲　2
命中　2
捕獲　カルガモ　1