spinickerの車中泊猟の行程はだいたいこんな感じになっております。
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車中泊猟
僕が遠征先で狩猟をする時によくやるのが車中泊猟。狩猟+なんちゃってキャンプが楽しめて宿代いらず、猟場で起きられるので翌日も日の出とともに出猟できるコスパの高い遊びです。
何回か車中泊について聞かれたのが、どこで車止めてるんですか? みたいな質問。
僕の場合は林道の待避所みたいな場所です。けっこう広いので待避所というか木材の集積所とかに使われてるのかもしれません。
車を止めるだけならともかく、火の無断使用はちょっと気が引けたので、林道入り口の立札で見た山主さん(とある宗教法人でした)につなぎをつけて了解をいただいています。(・∀・)
使用機材はご存知パートタイム四駆のスバル謹製最終型サンバーバン。軽バンのくせにノーマルでも最低地上高は180mmあって、ちょっと径の大きいタイヤ+ホイールを履けばパジェロミニ並みの車高(195mm)を得られる、軽バンの中ではオフロードに適した車種です。道なき道みたいなとこはそれこそジムニーとかランクルの出番だろうけど、林道という「道」であればよほど荒れてない限り問題なく走れます。
車内はこんな感じ。ワイヤーメッシュで作った吊り棚と、ホムセンのDIY用木材を適当に組み合わせたルーフラック以外はこれといって何もしていません。あまり工夫しなくても一泊二日の車中泊猟ぐらいの荷物なら楽勝で乗りますからねえ。
関連記事:総額770円(税込み)!車中泊猟向けに100均の品で棚を作ってみた。
車中泊猟の流れ
17:00 下山
さて。一日目の猟を終えて下山してきました。一日目でいいシシが獲れたりしたらもうそのまま帰ってしまったりもするけど、そうでなければ明日に賭けます。車中泊しましょう。いつもの場所へ向かいます。
17:30 夕食準備
車中泊猟の楽しみといえば僕なら焚き火。でもまずメシの準備を先にします。
パンとかだとそのまま食べれるんだけど、米炊くには冬場だと30分ぐらいは吸水の時間をみる必要があるわけで。まず先にそっちを準備しつつ、待ち時間で猟具の手入れや片づけなんかを行います。
冬の山はこんな時間でももう真っ暗。月が煌々と輝いています。
僕が車止めてる場所はこれぐらい月が明るければヘッデンなしでも大丈夫だけど、たいていは必要になります。懐中電灯は片手ふさがるって手間かかって仕方ない。(´・ω・`)
18:30 夕食&自由時間
吸水に30分、炊飯に15分、蒸らしに15分。おかずはその待ち時間にじゃっと炒めます。クッカーでの炊飯も慣れたものです。パンとかパスタだともっと手早く食べれるので、そのへんはお好みで。
クッカーはどれ選んでもそう使い勝手は変わらないだろうけど、これなんか面白いですね。四角い。袋麺がそのまますぽっと入ります。沸かした湯をカップに注ぐ時とかも角のところからこぼさず注げます。ただの丸だとけっこうこぼしたりするんでこれはいいかも。
焚き火のそばでかっこむ焼肉丼が僕の正義。適当にタレつけて焼いてメシの上にどーん! 心ゆくまでお下品に食らいます! どうせ誰も見ちゃいねえ!
食後はみかんでもつまんでビタミン補給しましょう。栄養のバランス大事。
焚き火用の薪は、時間がないような時は売ってるやつを買うこともあるけど、基本は自分で取ってきます。夏の間に近所の山で拾ってきて乾燥させておきます。当地はクスノキの多い土地なのでよく拾えます。燃やすといい匂い! スギやヒノキもいいですね。
特にスギは花粉の時期はやられ通しなので、ここぞとばかりに火にくべます。ちょっとやり返した気になれます。
この焚き火ってやつがあるかないかでフリーダム度が変わってくる気がします。街の暮らしで濡れそぼった心の翼を焚き火の炎であっためてリフレッシュしましょう。車中泊猟で焚き火をしないなんて、ラーメン屋でチャーハンだけ注文するようなものです。(※個人の感想です)
山の中なので時々シカが至近距離に出てきたりしますが、それもご愛敬。
焚き火のそばでしばし読書などをして過ごします。薪があればあるほど長時間楽しめますが、度を過ぎると明日の猟に差し障るのでほどほどに。
22:00 就寝
いい具合に心も体もあったまったら寝袋に潜り込みます。昨期から下に敷くものをインフレーターマットから敷布団に交換したので寝心地抜群になりました。
関連記事:寝過ごし注意!分厚い敷布団で車中泊猟をより快適にしてみた。
街中で車中泊してたモビリオの頃は窓に目隠ししてたけど、今は誰も来ないような山中なので目隠しなしでやってます。結露? 拭けばいいのです。
すでに目隠しあれば使うんですけどね。サンバーに乗り換えてからは作ってないので。
6:00 起床
おはようございます。車から降りると空気が非常に清涼。寒さで目が覚め、次いでなんというかこう、頭がスッキリして気合が入ってきます。今日はいいの獲れそうな気がする!!!
簡単にラーメンと昨日の冷飯で腹を満たしたら、今日も元気に鉄砲しょってお山へGO! 車中泊したおかげで猟場はすぐそこです!
…というのが僕の車中泊猟のスタイル。家と猟場が近ければ不要ではあるけど、これはこれでいいものです。
夜、焚き火のそばで本読んでる時は心が空にとろけていきます。朝、湯を沸かしてる時は捕らぬ猪の肉算用で顔がとろけます。
都会ではちょっと味わえないリフレッシュ法。これも車中泊猟ならではの楽しみです!(・∀・)
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