狩猟の知識で人助け?「鳥獣害Q&A」サイトで世のため人のために回答してみる。
公開日:
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狩猟の質問答えます!
ハンターやってるとあれやこれやと色んな知識や経験が身についてきて、飲みに行ったりすると酒の肴にそういった話を所望されたりします。まあ珍しいでしょうからね。猟やらない人からすると。
日常生活では酒宴での一芸ぐらいにしかならない狩猟や野生動物の知識。でもこのサイトへ行けば、世間の役に立てるかもしれません!
こちらのサイトはタイトルどおり、里山を守るための鳥獣被害対策について質問・回答ができるよりあいの場。
そういった知識って、サンデーハンターなんかより現に農村地域で暮らしている人の方がよっぽど詳しかったりするんですけどね。中にはハンターからの目線でないと紐解けない謎もあったりするかもしれません。ないかもしれんけど。
たとえば、サイトにはこんな質問が掲載されていました。
アライグマを捕まえたらどうしたらいい?引き取り先は保健所ですか?
僕もいずれ罠やるつもりなんだけど、まだ具体的には考えてなかったですねこういうのは。とりあえず保健所か市役所の森林課的なところに連絡してみるかな。あ、その前に一回は食べてみる。うまけりゃそれ以降も食べる。まずかったら…引き取ってもらう。
ううむ。こういった穴はいろんな動物が掘りそうだけど、自宅にできたということで、おそらく居住中の家屋。ということは、短期間でこしらえたもののはず。空き家とかだと時間かけてゆっくり掘り進めるかもだけど。
ということは穴掘り得意な生物。…アナグマ! ではないか、というのが僕の推理。凹凸の少ないのぺっとした糞が落ちてたら倍率ドン、さらに倍! うまいよねーアナグマ! (・∀・)
すいません僕が知りたいです。m(_ _)m
寝屋を見てもいないことが多いし…。いくつも持ってて転々としてるんでしょうね。かと思えば普通にそのへんのこのこ歩いてたりして、必ずこう! というのはないらしい。でもどこでどうしてるのが一番多いのかなー、知りたい。(´・ω・`)
イノシシは電気柵で感電しても怪我や後遺症は残らないのですか?
優しい人です。ハンターなどは鉛玉をたたき込みます。
手で触っても数秒ほどの間隔で極短い時間のパルス電流が流れてきて、少しビリッとくる程度でした。
(中略)
電圧は最大6,000〜10,000V(多くは4,000V)と高いものの、電流が0.01秒以下とごく短く、それを1〜数秒間隔で流すパルス電流のために、動物がケガをしたり死ぬこともなく、人が触れても、化学繊維の衣服で感じるバチッとした静電気ほどです。
とのこと。実は触ったことなかったので参考になりました。いや、あったんだけどあの時は電気切ってたのかな。なんともなかった。
鹿は冬眠しますか?寒い冬をどうやって越冬しているのでしょう?
しないっす! 冬場でも元気に走り回ってます! 何なら近畿圏程度の寒さならそれほど気にしてないかもしれません。シシの方が寒がりのような気がします。
けど以前、関東の丹沢地方だったかな、のシカの季節ごとの移動を調べた論文では、夏場と冬場で暮らす場所を変えている。なんて結果があったと記憶しています。寒さというよりは食物の関係だろうな。
ハンターから見ても面白い質問・着眼点もいろいろあって、気づけば時間の過ぎているサイトです。
我々にも回答のできそうな疑問も散見されます。質問されて返して他も見て、皆の知見を増やしていきましょう!(・∀・)
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