クロスカブをDIYで黄色→つや消しグレーに全塗装してみた。
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最終更新日:2018/10/08
クロスカブ改造
僕のクロスカブは黄色。目を引く色です。気に入ってはいるんですが、なんというかこう、変化が欲しい。
よし、カブなんかおもちゃみたいなもんなんだから、適当に自分で塗ってやろう!(・∀・)
思い立ってから数日後、気がつけば塗料を取り寄せていました。もうやるっきゃねえ!
今回選んだのはこちら。タカラ塗料という会社の「イーグルブルーグレー」という色の塗料。
つや消しなんでミリタリーっぽくしたら映えるだろうけど、グリーン系はJA45系の新型クロスカブで設定があるし、ならこっちはグレー系でいこう! とあいなりました。
では早速外装パーツのうち作業の邪魔になるやつと黄色のやつを取っぱぐっていきます。
そういやクロスカブの荷台外すのは初めてだなぁ。ここのボルトを外して、リアショックと共締めになってるボルトをゆるめてから後ろに引っこ抜くような感じで撤去できます。
たいていはネジとボルトで留まってるんだけど、シート下にあるサイドパネルのヘルメットホルダーのところだけはなぜか一ヶ所、変な形のクリップ留めになっているので注意。
こういうやつです。つけ外しがちょっと面倒。なんか理由があるんだろうけど、なんでなんでしょうね。(´・ω・`)
黄色いパーツはあらかた外せました。僕のクロスカブはタケガワのアンダーフレームとかついてるのでそのぶん面倒です。
ただ、フロントフェンダーとヘッドライトステーは取り外しが面倒そうなのでこのままで行きます。
塗装面はマジックリン溶液で軽く水拭きしておきます。
お次に塗装面を600番の紙やすりにかけます。「足つけ」という、塗料を乗りやすくするための工程です。いろいろ手間がかかるものです。(´・ω・`)
足つけが終わったら脱脂。油分が残っているとこれまた塗料がうまく乗りません。
シンナーを使ったり中性洗剤で洗ったりいろいろ方法はありますが、僕はさっきのマジックリン溶液を濃度アップしてから水拭きしました。足つけで出たやすりの粉もここで拭っておきます。
塗ってしまいたくないところはマスキングしておきましょう。今回はここだけ。
塗装面の素材が木・鉄・コンクリートでない場合は塗料が落ちやすいので、樹脂やプラスチック面などには「非鉄バインダー」という、塗料の密着度を高めるための下地処理剤をあらかじめ塗っておきます。
名称はメーカーによって非鉄バインダーだったりミッチャクロンだったりするようです。
ではいよいよ塗っていきます。
こちらの塗料はハケ・ローラー塗り用として最適化してあるそうなので、ハケで塗ることにします。吹き付けの資材なんか持ってませんしね。
購入したのは水性塗料。水性とはいっても乾いてしまえば耐候性はバッチリです。体積の10%ほど水を足してよく混ぜてから塗装開始です。
引き出しの多い塗装のプロならともかく、素人はとにかく薄く、何度も重ね塗りするのがコツなんだそうで。最初は下地が見えるぐらい薄くいきます。
・・・・・・・・。
ぜんぜん美しくない。こんなんできれいになるのか? (´・ω・`)
しかも、
フェンダーの裏とかライトステー周りとか、ハケが入らなくて超塗りにくい! めんどくせえ! 誰がこんなとこまで黄色くしてくれって頼んだ! ヽ(`Д´)ノ
後悔しかけました、塗ってる途中で。けど何度か重ね塗りしているうちにだんだん見れたものになってきました。助言は正しかった!
取り外しておいたパーツも次第に色づいてきました。
外装パーツがないぶん各種作業がしやすくなったので、乾燥を待つ間、ついでにオイル交換とチェーン調整もしとこう。特にチェーンはしばらく見てなかったのでだるんだるんの外れる寸前でした。(´・ω・`)
乾燥OK、今までとは逆の手順でパーツを組み付けていきます。
しかしそこは素人整備士の手際。ボルトを蹴っ飛ばしてドブに落としたり、パーツを上下逆につけてしまって手直ししたり、必要以上に時間をとられて気がつけば真っ暗…。朝から作業してたんですけどねぇ。orz
最低限必要なところだけは電気ランタンの下でなんとか応急処置。完了したのは翌日になりました。
ばーん。クロスカブverイーグルブルーグレー、完成!(・∀・)
シートも純正の黒に戻しました。グリップがまだ黄色のままですが…次の給料で黒いのつけます。
前から。
右斜め後ろから。
うむ。近くで見るといろいろ粗はあるんだけど、この距離だと目立たないぞ。 初めてにしてはまあまあうまくいったかな。(・∀・)
今回の全塗装では、純正塗装のクオリティの高さを実感する面も。
水性は扱いやすさと耐候性は高いものの、二液ウレタンやラッカーに比べると塗膜の固さでは劣るそうで、ちょっときつめに物がぶつかったりすると簡単に塗膜が落ちてしまうのです。
塗りムラなんかも当然ないし、純正ってやっぱりよくできてるんですよねえ。実感しました。
あと、イメージとしてはもうちょっとミリタリーっぽくしたかったのに、これだとなんか単に地味になった、という感じがしなくもない気が。
塗料は最低ロットの1kg買っただけだけど半分以上余っててもったいないんで、今後また時間見てレッグシールドとかも塗ってみようかな。
手間はかかったけど塗料代と材料代は合計で6000円ちょっとだし、この値段で全塗装できると気軽に遊べるんで、次またやってみようって気にもなります。
いやぁ、やっぱいいオモチャだなクロスカブは!(・∀・)
(2018年10月8日追記)
レッグシールドと荷台の下のところもイーグルブルーグレーに塗装追加。これでミリタリーカブ的な見た目になりました、満足!(・∀・)
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Comment
おぉぉ!
似合いますねこの色!\(^o^)/
地味に背景に溶け込めそうで流しによさそう…
かく言ううちにもクロスカブがやってきました。
親父が新型新車で買いやがったんですがねw
全塗装楽しいですよね…昔軽トラキャリィを缶スプレーで
クラウンの「ダークブルーマイカ」にツヤッツヤに仕上げたった時は
皆に
「やっぱりお前は変わってる」
と言われましたが(^ω^)
新型クロスカブ、いいですねぇ。最初っからホイールが黒なのがうらやましい。個人的にライト周りは旧型のが気に入ってますけど、それ以外はいいですね新型。
ダークブルーマイカの軽トラ…。どう見ても只者ではないので僕なら近づきません。本当にありがとうございました。(´・ω・`)
水性塗料でも、そこそこ綺麗に塗れてるのではないでしょうか。
昔々、ジムニーを刷毛塗りした事がありました。オリーブドラブにしたかったのですが、当時、黒と黄色を混ぜればいいとかいう知識が無かったもので、塗料屋さんの言う通りに2色の塗料を混ぜると、護衛艦色になった事があります。そのまま塗りましたが…。
刷毛の毛は抜けるし、ラッカー塗料だったので、塗ったらすぐに乾くわで、大変だった思い出が。
カブは全バラして、缶スプレーで塗りました。
黒と黄色をまぜるとODになるとか、想像すらできませんよね…。光の三原則不思議すぎる…
今回のも実はハケの毛が抜けて筋模様になってるとこがあるんですが、遠目に見るとわからないのでなんとかごまかし通しました。本気で塗るならハケは高いのにした方がよさそうですね。(´・ω・`)
良いですね!
私もジェベルをミリタリーグリーンに塗りたかったのですが、春に手放すことにしましたので、塗装は無しです。狩猟とは関係ない高額な出費があったので、資金回収目的で手放します。今の時期に売るより、春とか夏前の方が高く売れるらしいんで。。。
orz
おお…。ジェベルもいいバイクなのに残念ですね。
またバイクに乗る機会が来たら、今度はクロスカブへどうぞ!(・∀・)