かわいいだけじゃないんだぜ?アメフト場に乱入したウサギ、脅威の身体能力
公開日:
:
最終更新日:2015/09/26
狩猟よもやま話

日本においてノウサギは狩猟鳥獣。獲って食ってもいいのです。どんな味がするんでしょうかね。
あっさり系だとは聞いています。鹿と鶏を足して2で割った感じだとか、いやいや、キジに近いぞ、とか。
総合すると「うまい~普通」の間におさまっているように感じます。うーん、気になる。
一説によると「かわいい味」がするとも言われているようです。僕には想像すらできませんがね! ( ̄∇ ̄;)
味はそのうち自分で獲って食って確かめてみるとして、猟場にいるウサギという生き物。こいつらはかなり耳が良く、こちらが発見するより早く向こうがこちらに気づいて逃走してることがほとんどな様子。
僕のまわっている猟場ではそうしょっちゅう見かける生き物ではないです。師匠が言うには、昔はいっぱいいたけど一時期がくっと減って、で、ここ数年でちょっと数は戻りつつあるんじゃないかということです。
片手で足りるぐらいの回数ではあるものの姿を見たことはありますが、そのほとんどがこちらに気づいて文字通り脱兎のごとく逃げているところ。小柄なくせに足の速いこと速いこと! あっというまに見えなくなってしまいます。獲れる気がしねえ。orz
里山の流れ星、うさぎ。そのスピードスターっぷりはよく知られているところかもしれませんが、今日はさらにウサギの身体能力の高さがわかる資料を見つけてきました!
どういった経緯でかはちょっと知れませんが、アメフトのフィールドに入り込んだウサギが縦横無地に駆け回り、仕上げとばかりに大ジャンプを披露してくれる動画です。その大ジャンプは33秒あたり!
※スマホなどで動画が表示されない方はこちら! 最初5秒ほど広告が入りますが、CNNのサイトです。
なんという滞空時間、そして高さ! これがたかだか体重数キロ程度しかない生き物のパフォーマンスなのか、野生すげぇ! (゚д゚;)
このように、愛らしいルックスとほれぼれするような脚力を併せ持つ生き物ですが、農家さんに聞いてみると、やはり作物に悪さをするようです。
ハンター一年目の時は兵庫県で登録していたのですが、猪名川~篠山地方にかけてはウサギが多くいるようで、特に若い豆の苗がいっぱいやられてる。と、現地の農家さんが嘆いてました。(´・ω・`)
彼らに恨みはありませんが、撃てる状況であれば撃つことになるでしょう。
こっちが先に見つけるか、あっちが先に気づくか。目と耳の勝負。これもまた、狩猟の醍醐味のひとつです。 ・・・ウサギには出し抜かれてばっかりですけどね! (≧▽≦)
関連記事
-
-
空気銃から始めた5年目猟師の後悔。最初っから○○にしとけば…orz
先猟期で4年目のシーズンを大過なく終えることができ、次はハンター5年目のシーズンとなります。
-
-
獲物の生態調査。クロスカブで奈良公園へシカの観察に行ってきた。
奈良公園でシカの観察をするのは装薬銃を所持したぐらいの時期から考えてました。猟場で獲物のシカを追う際
-
-
まるで刃物。画像で見るイノシシの牙の切れ味。
大物猟をやっていると一度や二度は耳目に触れるであろう、猪アタックのおそろしさ。 幸か不
-
-
銃猟には眼鏡等をスコープより先に新調した方がいいかもしれない話
15歳ぐらいの頃から眼鏡を使用しています。一時はコンタクトに移行していましたが、最近ではもう
-
-
僕がレインストームの(1個目の)マガジンに4発しか弾を詰めない理由
狩猟用空気銃は装薬銃ほどのパワーはないといっても、それでもやはり「狩猟用」。至近距離で首から上に命中
-
-
ではどういう人なら狩猟はやめておいた方がいいのか、考えてみた
狩猟ブーム? の影響で、このところまたいろいろとブログ宛てメールや自分の周囲なんかでぼちぼち
-
-
無駄足回避。新規猟場開拓中は路駐の車にも注目しようというお話。
猟師の楽しみのひとつ、新規の猟場開拓。このブログでも過去に何度か取り上げています。
-
-
静かだけどうるさい。山で聞こえるあんな音こんな音・ふしぎな音。
獲物の生活音を拾おうとそばだてる耳。名もわからぬ鳥のさえずり。何かが枝を踏む音。踏まれた枯葉
-
-
素晴らしい量と質。長野県・車山高原のペンションが綴るシカの生態
日本各地で増加、植生に大きな影響をあたえているニホンジカ。 僕の通っている猟場の奈
-
-
猪の視力=0.1程度。彼らから人間はどう見えているのか?
狩猟を始める以前に、動物の一般知識として「獣類は視覚がよくないかわりに聴覚や嗅覚が鋭い、鳥類
Comment
確か小学校の頃はみんなで山狩りをして、給食にウサギ鍋とかあったような気が。。。
昔より数は減っていて、でも農業被害が多く言われるというのは。。。山の木々を杉の木に植林しすぎて、動物たちのエサが無くなってしまったのでは?
スキー場に行くとウサギの足跡をよく見かけますが、姿は見た事がありません。それだけ警戒心が強いのですね。
給食にウサギ鍋ですか! うちではなかったなぁ。給食でめずらしい肉といえば・・・鯨のノルウェー煮ぐらいかな。どのへんがノルウェーだったのかはよく覚えてませんが。( ̄∇ ̄;)
ノウサギはだいたい夜行性みたいですね。ゲレンデまでの道中、昨日はなかったところにウサギの足跡があらたについてたりすると「ああ、夜にここ通ったんだな」と、なんかほほえましく思ったのを覚えています。
私の父の実家の方では「ウサギの掛け飯」(三色ご飯の様な)が大昔から有りましたが、私の小さい頃からは鶏に替わってます。師匠は犬を入れてのウサギ狩りがメインで度々頂きます。確かに、鶏とシカの間でしょうか。撃たれ弱いので7号か9号みたいですが、時に残ってます。すき焼きが一般的(味濃い目に)ですね。同じく警戒心の強いキツネは括り罠で2度、空気銃の5.5mmで留めましたが(食べてません)撃たれ強いです。
ウサギの掛け飯。文字を見ただけで食べたくなる不思議。ウサギのすき焼きは山賊ダイアリーでも出てきましたね。
キツネは二度ほど見たことがあって、うち一度は30mほどの距離でかなり長い間、たぶん20秒ほど見つめ合ってたので撃とうと思えば撃てたんですが・・・スルーしました。うまそうじゃないので、なんとなく。 (´・ω・`)