狩りバカ日誌 2015年11月15日(空気銃)
公開日:
:
最終更新日:2016/10/24
狩りバカ日誌2015
雨 16℃/10℃
アラームをセットしたのは4:30。そのさらに1時間半前に目が覚めた。
11月15日の未明。それも日曜と重なったこともあって、日本中のハンターの過半数が出猟にそなえてウズウズしていたんじゃないかという2015年度の猟期開幕。
ツイッターの方でも昨夜のタイムラインは同じような考えの猟師達がいっぱいで、否が応でも気持ちがたかぶってくる。和歌山の大物猟が1日から始まっているとはいえ、やはり僕の原点は空気銃のカモ猟だ。
出番のなかったアラームをオフにする。玄米と壬生菜の漬け物で朝食を済ませ、鳥猟用の猟装を身にまとった。約8か月振り。また今年もハンターになった。
いつもの池へいつもの時間に到着。この池からいつものルートを回る、空気銃のカモ流し猟。移動の合間でついでにキジやハトなど他の獲物を探すのがいつものスタイルだ。
最初の池からいきなりカモがいた! (*゚∀゚)
日の出の時間は過ぎているが天気が悪く、光量は十分でない。遠目にはアオクビのペアのようにも見えるが・・・一回り小さいうえになんといってもメスのあの「への字口」のようなくちばしのシルエット。ハシビロだな。45mぐらいか。
以前食べたハシビロガモはうまかったので撃ってもいいのだが・・・。回収はできるだろうけど簡単な位置じゃない。10分ぐらいはかかりそう。雨足も強い。一発目の池だし、まだずぶ濡れになってまで獲らなくてもなー。
あれこれと算盤をはじいた結果、スルーすることにした。
今年は猟期前に猟用車の入れ替えがずれたせいで足がなかったこともあって猟場の見回りをやってなかったので、記憶と異なる風景がちらほらと見える。むっ、ここも河川工事が終わってるな。川幅が広くなった。
そのせいか、ついぞ見たことのない場所にカルガモの大艦隊が停泊していた。
・・・いや、違うな。川幅は多少広がったけど、それでもここはあまりカモがつきそうな場所じゃない。工事というより、ここ数日の雨のせいか。どこも増水して流れがきつくなってるけど、このあたりだけちょっと緩やか。荒れてなかったらつかない場所なはず。
同じ猟場で4年目ともなると、そういったこともだんだんわかってくるようになる。なんにせよこれは大チャンス。流されてもすぐ下の堰で回収できるだろう。雨足は弱まってきた。撃たない手はない! (`・ω・´)
川岸のススキの藪に身を潜める。こちらに気づいた何羽かは泳いで遠ざかっていったが、大半は気づいていない。40mの膝射。簡単ではないが、気づかれていない分、時間をかけて狙える。
パコーン!
弾は大きく右にそれて着水した。間髪入れず飛び立つカルたち。ススキの葉にはじかれたか! (; ・`д・´)
だが、ほんの少し飛び上がっただけで、カルたちはまたすぐに降り立った。こちらに気づいていない証拠だ。発射音の小さい空気銃はこういうことがままある。
彼我の距離は先ほどより近い。30m強といったところか。これなら膝射でも障害物にさえ気をつければ・・・ガキンッ!
二の矢を装填しようとしたところでコッキングレバーが引けなくなった。
mjsk!? 多少力を入れてみても何かが詰まっているのか、ビクともしない。くそっ、クソ!
普通なら90°ぐらいまで開くコッキングレバーが、45°らへんで何かがはさまりでもしたかのように動かなくなった。次弾の装填はもちろん、ボルトが抜けきっていないのでマガジンを外すこともできない。orz
結局なすすべなく、カモ猟初日はこれでおしまい。このまま帰るのもやりきれないので、ひととおりいつものルートを見回りしてから帰路についた。
レインストームは故障が少ないということだが、散々な一日になった。去年の初日といい、僕は初日にロクな目に合わない星の下に生まれているのかもしれない。修理にいくらかかるんだろう。(´・ω・`)
【本日の猟果】
発砲 1
失中 1(カルガモ)
関連記事
-
狩りバカ日誌 2015年12月6日(散弾銃・シカ巻き狩り+α)
曇り 9℃/2℃ 今日は鹿師匠と僕、そして鹿師匠の犬、二人と一頭によるミニ巻き狩り。午
-
狩りバカ日誌動画つき 2016年1月31日(散弾銃・シカ巻き狩り)
晴れ 8℃/-1℃ 朝イチの単独猟で車中から10頭ほどの大きなシカの群れをみかけ、即降
-
狩りバカ日誌 2015年12月31日 狩り合宿二日目
晴れ 10℃/-3℃ 狩り合宿二日目の朝。鹿師匠と猟友と僕、三名で囲むにぎやかな朝の食卓。シカ
-
狩りバカ日誌 2016年2月21日(散弾銃・シカ巻き狩り)
雨のち曇り 7℃/-1℃ 本日も快調。2週間前と同じく、午前と午後のグループ猟2ラ
-
狩りバカ日誌 2016年3月14日(散弾銃・流し猟)
雨一時雪 4℃/-1℃ 猟期の終わりも近いというのに、今日の予報は一日中雨。山間部では雪に変わ
-
狩りバカ日誌 2016年2月6日(空気銃猟)
曇りのち晴れ 6℃/-3℃ 画像はwikipediaより[/caption]
-
狩りバカ日誌 2016年2月7日(散弾銃・シカ巻き狩り)
晴れ 6℃/-5℃ 白い息を吐きながら、雪の残る獣道を銃を背負って歩き、鹿を追う朝
-
狩りバカ日誌 2016年3月15日(散弾銃・忍び猟)
曇りのち晴れ 8℃/-3℃ 2015年度猟期最終日。とうとうこの日が来てしまった。
-
狩りバカ日誌 2015年11月22日(散弾銃・シカ巻き狩り)
晴れのち曇り 17℃/5℃ 天高く山紫水明な奈良県某村。山深いこの場所は全域が猟場と言
-
狩りバカ日誌 2016年3月6日(散弾銃・シカ巻き狩り)
曇り 19℃/7℃ ううっ、頭が痛い。なんだこれは。 そうか、昨日は師匠の山
Comment
早く直るといいですね。
自分で修理はしないのですか?
私は日曜日は仕事で断念。
明日が初猟です。
内部に高圧空気のシリンダーが入ってる空気銃はこわくて手を出せません。。。性格も細かい作業に向いていないのは自覚してますし・・・ orz
明日初猟なら今ごろはワクワクのピークでしょうか。がんばってきてください! (・∀・)
ローディングボルトとコッキングリンクの止めネジが飛んだか?無理にこじらない方が手負いが小さくて済むでしょう。猟期に入ると修理期間が長いです。残念!自己責任で自分でもやれる所では有りますが。
空気銃やってる人は構造に詳しい人多いですね。エアソフトガンと仕組みはほとんどいっしょだと聞いたことがありますが・・・こわい。装薬銃は弾さえ抜いていれば爆発の危険なんかないからいじれるんですけどねぇ。(´;ω;`)
豊和精機さんに出すつもりですが、今日明日は臨時休業だそうで。今週末はまちがいなく、へたすると当面はM870フル回転コースかも。(´・ω・`)
せっかく、猟場まで行かれたのに、残念でしたね。ソフトエアーガンのように、家で試射とか出来ませんし、早く直ればいいですね。
私は、サバゲーで、せっかく持って行った89式小銃が、1戦目でバッテリー切れになり、即ヒットを食らうということもありました。
本日、警察に行き、面談してもらいましたが、本部の審査待ちなので、まだ講習の申し込みは、受け取れないと言われました。狩猟免許の結果次第で、次回は、受け取って貰えるみたいですが…。
猟銃等初心者講習会の受講申請、僕は日本でも1、2を争うほど厳しいと言われる大阪ですが、初日で受理してもらえました。お住まいはどちらか存じませんが、それはなかなか厳しいですね。(´・ω・`)
狩猟免許はあってもなくても本来であれば受理されてしかるべきなんですけどね、射撃がしたくて銃を取りたい場合もあるわけだし。
まぁ、担当官さんとケンカしてもいいことないので、じっくりと時間をかけて、短気を起こさずお話してみてください。(・∀・)
発砲1の獲物1の猟果は「サーチアンドデストロイ」な感じで良いのではないでしょうか?
対してポンプ銃のぴよは、筋肉痛で悩まされることでしょう。
予言的発言なのは、まだ出猟していないからです!行きたい!!
お久しぶりです。新居の住み心地はいかがですか? (・∀・)
発砲1で獲物は0でした。外したので失中1としてありますが、なるほどまぎらわしいですね。猟果の書き方考えなければ。。。orz
今年は何かとお忙しいでしょうが、おいしいヒヨドリでも仕留めてお庭でジビエバーベキューなんか楽しんでください!
なんと、残念でしたね。
ここは、エアーをもう1丁申請されてはいかがでしょう?ポンプもPCPも、個人輸入で安さを優先してもかなり種類豊富です。
散弾での成果、楽しみにしています!
大阪では同種の銃を同一目的で所持するのがかなり難しいので、空気銃を狩猟目的でもう1挺となるとかなりの茨の道になるかと。射撃目的で申請すれば大丈夫かと思いますが、それを猟に使うと目的外射撃ですしねぇ。orz
とりあえず今週末はM870で大物猟に出るのは確定です。仕留めたいなぁ。(´・ω・`)