猛虎弁マスターにも最適。「河内弁大辞典 やぃ われ!」書評!
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書評
おとんがテレビに映ったAKB48のライブの様子を見ていた時。
おとん:のつこつするわ、こんなん見てたら(のどのあたりを掻きむしる仕草をしながら)。
ぼく:・・・・・。(のつこつする???)
父は生まれも育ちも南河内。この「のつこつする」とは、どうやら古い河内弁のようです。
僕も南河内で生まれ育った人間ですが、いかんせんナウいヤングなので意味が分かりません。おとんに聞いてみても「そんなもん・・・のつこつするはのつこつするとしか言えん」とのこと。なんのことやら。
説はいろいろあるそうですが、今の大阪弁は「船場言葉」「泉州弁」そして「河内弁」がないまぜになったものだと聞いたことがあります。なかでも河内弁の割合が高いんだとか。
でも、河内弁でも古い言葉となるともう理解できません、河内在住の僕ですら。
そんな時には「河内弁大辞典 やぃ われ!」の出番。戦前~昭和の終わりごろまで大阪の河内地方で使われていた言葉が掲載されているそうです!
のつこつする、もちゃんと載っていました。さすが大辞典。
実際の用例と邦訳がついていて、簡素なつくりではあるものの、辞典としては十分に働いてくれます。
河内弁≒大阪弁、みたいなところもあるので、古いめの大阪弁辞典のような使い方もできます。でもこのあたりは今でもなじみの深い言葉・・・でもないのか。僕は普段から上方の古典落語を聞いてるのでこれぐらいならだいたいわかるのですが。
「ほかす」は小学校の国語の教科書であったなぁ、関東から大阪へ来た人が「これほかしといて」と言われて、どうしていいかわからず『保管』しといた、とか。
個人的評価 ★★★★★☆☆☆☆☆(5/10点)
確かに古い河内弁、大阪弁、猛虎弁がいっぱい載ってあって辞典としては使えますが、だから何? という考えもなくはないです、自分でも。てゆーか誰が欲しがるんだこんなの。。。そもそもなぜこれをブログ記事にした。(´・ω・`)
あと、河内弁と言えば、有名・・・かどうかはわかりませんが、挙げられるのがこの「河内のオッサンの唄」。歌詞の一行目からいきなり「ワレ」という単語が出てくる、とても上品なご当地ソングです。不覚にも奥さんのワレで笑ってしまった。。。orz
作詞作曲はミス花子。なんという適当な名前。考えるのが面倒くさかったんでしょうかね。しかもこの名前で実は男という。加えてこの方、出身が僕もシカ撃ちでよく通っている奈良県の東吉野村出身ということで、なんとなく親しみを感じてしまいます。
どうでもいい知識がまたひとつ増えましたね!(・∀・)
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Comment
猟期に入ってのネタ不足「お察しします」当地の岡山弁は畿内勢力と競ってた地方国の「公家言葉」の名残とも言われてますが、他方の人が聞けば「トゲが有って冷たい」らしいです。孫の世代にも一部残ってますが、基本は関西弁に近づいてます。50年や100年そこらで消えて欲しく無いですネ。
岡山は愛媛と似てる印象です。「~やけん」という語尾が記憶に残っています。トゲがあって冷たい、かどうかまではわからない・・・。こういうのも考えてみるとなかなかおもしろいものです。じゃあ岡山と大阪のまんなからへんである姫路あたりだとどうなんだ、とか。(・∀・)
ふっふっふ。たまに専門分野とまるっきりちがった分野の記事がなぜかものすごくアクセスを集めることがあるのですよ。たまにそれを狙った記事を入れることもあります。まぁ、これがそうなってくれるかはわかりませんけど。( ̄∇ ̄;)
邦訳って…
日本語やん!(笑)
いやほら、某バンドも「他に比べりゃ外国同然」って言ってることですし・・・ (^∇^;)ゞ