狩りバカ日誌 2016年12月30日（散弾銃・シカ巻き狩りのち忍び猟）
公開日：
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最終更新日：2017/01/05
狩りバカ日誌2016
曇り 7℃／-3℃
本日はあばら骨折から約1か月ぶりの出猟。
まだ靴や靴下をはく時などに体をかがめる動作をすると痛みが残るが、おおむね問題ないところまで回復した。何よりもうこれ以上猟期中の休日に家でじっとしていることなどできようか、いやできない。
久々に出猟できた喜びを胸に巻き狩りの待ち場へ歩く。やはり山はいい。肌を切るような清冽な空気と銃を手に歩くこの緊張感がたまらない。
といった感慨にふけっていると、犬を放してすぐに一発の銃声。このちょっとこもったような音はライフルかな。もうすぐ入るであろう結果連絡を待つ間のワクワク感、これもたまらない。
「オッケー、倒れてました」
(≧▽≦)b
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しかしここからが大変だった。
奈良県某村はとても山が険しい。回収場所はこの壁のような山肌の向こうだ。銃と装備を背負った状態でここを越えていかなければならない。くそっ、病み上がりでこれはきついぞ。
狩りに出れないストレスで暴飲暴食に走ったこの3週間でさらなるわがままボディへと変貌を遂げた僕の腹回り。次の一歩の重さが平地とはくらべものにならない。
やはり狩猟は（また別の意味でも）たまらない。orz
今まで何度も見てきたし手伝ったこともあるが、考えてみれば一頭まるまる解体したことはなかったので、助言をもらいながら最初から最後まで自分の手で解体。いい経験値かせぎになった。
首やウデ肉、トリミングで出た端肉は犬用、モモと背肉、レバーは人間用。
鹿師匠によると煮込みに使うならモモや背中より筋の多いウデなんかの方がコリコリしておいしい、ということだった。そのうち試してみたい。(´・з・)
昼からは各人思い思いの場所で忍び猟。
数歩歩いては目をこらし耳をそばだててをくり返して獲物を探すわけだが、杉木立の中ならともかく、こういった雑木の藪の中は非常にやりにくい。ガサガサという音も出りゃ周囲の見通しも悪い。
これだけガサガサ音させたから獲物はもういないだろう、と油断していると案外近いところから飛び出してきて肝が潰れることもある。野生の獣はびっくりするほど鋭い時もあればびっくりするほど鈍い時もある。
そして何より見通しの悪さ。薄暗い森の中で周囲の視覚情報がつかめないというのは非常に気持ち悪い。
が、この真新しい糞と足跡の持ち主がこの藪の中を通ってそう遠くないであろう先を歩いているとなると、どうしても尾けてみたくなるものだ。
しかし結局200mもしないうちに足跡も糞も見失い、トレース失敗。まあこんなものか。精進が足りない。(´･_･`)
でも久々に銃猟の緊張感を堪能できた。猟期はあと2ヶ月半ある。ここから巻き返しといきたいものだ。
【本日の猟果（グループ）】
発砲 1（うちspinicker 0）
捕獲 鹿（♀）1（うちspinicker 0）
【本日の猟果（忍び猟）】
発砲 0
捕獲 0
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Comment
おめでとうございます。銃猟に出かけられるくらい回復されたのですね。
にしても、すごい斜面ですね。病み上がりで無くても大変そうな。。。
でもおいしそうな鹿肉、また新たなレシピを楽しみにしています！！
ありがとうございます。体をかがめたり、逆におもいっきりのびをしたりといった時以外は痛みはないぐらいにまで治りました。（・∀・）
当地の山は険しくて、待ちを抜けられると次へ先回りというのがなかなか難しいです。そのぶん通る場所は限られるし、獲れたらうれしいんですけどね！