誤射注意。僕が狩猟鳥に加えて非狩猟鳥も覚えようと思った理由はこれ
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狩猟ヒヤリハット・事故
僕は散弾銃(M870)で大物猟もやりますが、同じぐらいかそれ以上に好きなのが空気銃(レインストーム)を使った狩猟です。
空気銃でのメインターゲットはカモ。しかしカモと一口に言っても種類が多くて、狩猟鳥として指定されてるカモだけでも
マガモ・カルガモ・コガモ・ヨシガモ・ハシビロガモ・オナガガモ・ヒドリガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・スズガモ・クロガモ
と、これだけあります。
(※地域によってローカルルールが存在する可能性アリ。京都のクロガモ捕獲禁止など)
狩猟免許を取得してカモ猟の道に進むことを決めたハンターは上記の種類のカモを識別できるようになろうとすることでしょう。僕もそうでした。
そして実際にカモ猟に出るようになって六度のシーズンが過ぎ去り、過不足なく狩猟対象のカモを判別できるようになった…ように考えていたのはつい先日までのこと。
どうも最近、それだけでは不足というか、状況によっては危ないんじゃないかという気がするようになってきています。(´・ω・`)
狩猟鳥に見えても、思い込み厳禁!
きっかけは、過去のいつぞやで、鳥師匠が
「そういや昔、アカハジロ見たことあるで!」
と言っていたのを思いだしたこと。
アカハジロ、アカハジロ…。どんなハジロだろう。
興味をそそられて画像検索してみたところ…
一瞬、手が止まりました。
もっと赤っぽいのかなと思っていたのが裏切られたというのも理由のひとつですが、それ以上に
…こんなカモ、どっかで見たことあるぞ??? (; ・`д・´)
と思ったのがさらに大きな理由。こんな配色、過去にどこかで…
そう、こいつ! ハシビロのオス! ( ゚Д゚)
ハシビロガモは名のとおり幅広なくちばしをしてるし、ハシビロは胸が白で体が赤茶。アカハジロはどちらかというと胸が赤茶で体が白。
よくよく見れば違うんだけど、頭がマガモより濃いグリーンだったり、全体としての配色(濃緑・グレー・赤茶・白)は似通っています。
人間の頭というのは、一度思い込んでしまうと、その思い込みに自力で気づくのがなかなか困難なもの。
といった時に、とにかくカモを獲りたくて仕方ないんだけどまだ獲物にありつけていない、そして狩猟鳥ならいちおう頭に入っているけどハシビロによく似た配色のアカハジロというカモの存在を知らないハンターがいたとして、彼が水辺の非常に撃ちやすいところに浮かぶこのアカハジロを薄暗い時間帯に見かけたとしたら…。
以前Fielderというアウトドア雑誌で、非狩猟鳥であるトモエガモを捕獲してしまったという騒動があったのは記憶に新しいところ。
かの記事でも、原因のメカニズムはおそらく同じようなことだったんじゃないかと考えています。(´・ω・`)
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
という言葉があります。
敵ではありませんが、狩猟鳥だけを頭に入れているという形では、思い込みなどもあって、危うくないのは五十戦ぐらいなのかなと。
鳥猟において言えば、
「狩猟鳥を知り非狩猟鳥も知れば百戦危うからず」
ぐらいに考えて、非狩猟鳥もきっちり頭に入れておくべきなんだろうな。と、思ったのでした。
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Comment
こうやって見比べると違いが見えますが、各々を単独で見たら、猟欲が強かったら、アカハジロを知らなかったら、アカハジロも撃ってしまうかもしれません。なかなか難しいのですね。貴殿がおっしゃるように、非可猟鳥獣を把握する必要を感じました。以前書いておられたシギは、見比べても自信ありませんけど(笑)
今ではカモはかなりの確率で獲れるようになって「獲りたい獲りたい!」とはならないのでもう大丈夫だろうけど、一年目二年目にこいつを猟場で見かけてたらやらかしてたかもしれません…。しかしタシギ類はあそこまでくるともう間違い探しですねw