市販のから揚げ粉で鹿のイージーから揚げを作ってみた。
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最終更新日:2017/04/21
ジビエ料理レシピ・鹿
猟期中は獲る方に専念していてあまりジビエを食べることのない僕。猟期が終わって一段落したこれからがジビエシーズンの開幕です。
今シーズンの先頭バッターは鹿のから揚げ。市販のから揚げ粉を使ったイージー仕様で挑戦してみます!
鹿のイージーから揚げ 材料(1~4人前ぐらい)
- 鹿肉 600g
- 市販のから揚げ粉 1袋
- 水 100cc
- つけ合わせ野菜 お好みで
鹿のイージーから揚げ 作り方
揚げものって準備も片付けも面倒な場合が多くて一人暮らしだとなかなか腰が重いんだけど、市販ものを使うと少なくとも準備はかなり楽できますね!
まずはボウルに市販のから揚げ粉をぶちまけましょう。
粉の状態でまぶす方法と水に溶いてから絡める方法があるようです。今回は水に溶いてみます。粉と同量(100g)の水を入れてよく混ぜます。
今回は鹿のもも肉を使います。色が悪いですね…。実は解凍してからすぐ使うつもりだったのが都合で翌々日になってしまいました。
空気に触れていたところはトリミングして廃棄することにします。1キロぐらいあるブロック肉が半分ぐらいになりました…。(´・ω・`)
一口大に切った肉を水溶きから揚げ粉に投下してよく絡めていきます。トリミングした内部はこのとおりきれいな色です!
では揚げていきましょう。
この揚げもののパチパチいう音とか、焼きものだとジュワーっていう音なんかにはストレスを解消する効果があるように思います。( ´ー`)
ぼちぼち揚がってきました、が…。衣がボロいです! 油温が低かったか…orz
最終的にこれだけの量になりました。かなりの量です。
鹿のイージーから揚げ 食後の感想
ううむ。鹿の竜田揚げの時と同じあやまちをくり返してしまいました。油温管理が甘かったようです。衣がしっかり付いていません。もうちょっと温度高くないといかんのだろうな。(´・ω・`)
あとは肉の形状的にも、今回のようにフラットな形だと、カツのような卵とパン粉を使ったしっかりした衣の方が合うようにも思われたり。
薄い衣はなんというかこう、リアス式海岸のような入り組んだ形の肉の方がマッチするような???
肝心の味はというと…意外といけました。期待値が低かったというのもありますけど。てか、全量600gを一度に食べ切ったということは、それなりにおいしかったということなんでしょうね。なんだかんだで、まずい肉を600gも完食できませんから。
本来ならこの量なら3~4人前なんでしょうけど、僕一人で一度に完食できたので1~4人前としています。よい子はマネしないように。( ´)3(` )
しかし、同じブロックから作ったものなのに、なぜか例の鹿テイスト、ケミカルっぽい青臭さがちょっと漂ってくるやつとそうでないのがあるんですよねぇ。不思議。どういうわけでしょうか。
から揚げ粉は何種類か買ってあるので、次回は水溶きにせず直接まぶす方法なんかを試してみたいと思います。あとは鍋じゃなくて油温管理の簡単な電気式フライヤーでキッチリと揚げるようにできたらなぁ。
今度こそは衣サクサクのから揚げを!( ・`ω・´)
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Comment
以前から気になっていたんですが、当方が獲った鹿(20頭位?)は全て青臭さなど感じず美味しく頂けているんですよね…雄雌、齢、部位問わず。
当方が味オンチというわけでなく(笑)お肉を貰ってくれた人達も美味しいと言ってくれ、オカワリも要求してくれる程です。味にうるさそうな女の子にも好評なんだぜ?( ̄▽ ̄o)ドヤァ
当方の山(ビワ、ミカン山)に棲む鹿の特性なのか?ホンシュウジカよりもキュウシュウジカが美味しいのか?はたまた銃猟と罠の違いか?これからも調べていこうかと思います。勿論、今度は唐揚げにして調査、調査♪(^ω^)
原因としては、
などが考えられます。肉のことだけ考えるとやっぱり罠が一番なのかもしれませんね。まったく臭いがない場合もあるんですけどねぇ。臭いがする時はオスでもメスでも同じ臭いなので、雌雄差ではないようです。(ヽ´ω`)
最後になりましたが…女の子を猟隊に引き込む方法を教えてください。(´・ω・`)
参考までの返信として…
・当方の山は針葉樹は無し、です。
・解体には時間がかかりません。全部ほぼ私有地なんで、止め刺し→写真等手続き→解体まで、どこでやろうか自由で最短十分です。解体したてのモモ肉がエビの活け作りみたいにヒクヒクしてたことも…( ̄▽ ̄;)
・止め刺しはほぼ必ず、頸動脈から、最悪心臓からのの血抜きを兼ねて。頭部への昏倒一撃をして、苦痛無きよう努力をしてますが…
これが鹿肉の味に違いがあるのか?これからも鹿のお肉を頂き生きていく以上、美味しく頂くため、当方は考えていきたいと思います。
最後に女の子に関しては…やはり猟肉の旨さの日々の公言ではないでしょうか?(^_^)当方はそれで白目で見られる事もあれば、一緒に駆除に着いてきてくれるお兄さんも出来、バーベキューで一緒に鹿リブを頬ばってくれる女の子と仲良く出来るまでにもなりました♪要は自分の職場内の生息域(同じ肉食形)の「見切り」も必要なのか?(笑)
まあ、個人レベルからの「ビバ♪狩猟!」の努力も有りかなと思う今日この頃の当方です。(^ω^)
なるほど。効率という点ではやはりわな猟は素晴らしいですね。心臓が動いているうちに頸動脈を切断、なんて血抜きの点でいうとベストに近い。そういったところが合わさって差が出るように思います。機会があれば罠もやりたい…(´・ω・`)
狩りガール勧誘法までありがとうございますw 僕は交友関係が非常に狭いのでなかなか難しそうです。( ̄∇ ̄;)