猪と鹿の煮込みハンバーグを作ってみた。

公開日: : 最終更新日:2016/12/09 ジビエ料理レシピ・鹿, ジビエ料理レシピ・猪

猪と鹿の煮込みハンバーグ

例年であれば猟期に入ると休日には猟ばっかりしてるせいか、あまりジビエを「食べる」方には意識が向かないのが僕の場合は普通です。「獲る」ばっかり。

しかし「狩りバカ日誌 2016年11月27日」にもあるように肋骨を骨折してしまい、加えて翌週その状態で出猟、匍匐前進中に再度同じ場所を痛めたことによって、当分は出猟を見送る方針。orz

家に居ざるをえない状況になったことで、猟期中にもかかわらず、ジビエ料理に向き合う時間が発生しました。こうなったら前から作ってみたかった煮込みハンバーグ作ろう。

スポンサーリンク

猪と鹿の煮込みハンバーグ 材料(4人前)

  • 猪鹿ハンバーグ 4個
    作り方はこちら!
  • デミグラスソース缶 1缶(290g)
  • 玉ねぎ 1個
  • にんじん 1/2本
  • じゃがいも 1個
  • ケチャップ 大さじ1
  • 赤ワイン 100cc
  • 水 300cc
  • バター 15g
  • 水 300cc
  • ブロッコリー(つけあわせ) 適量

猪と鹿の煮込みハンバーグ 作り方

猪と鹿の煮込みハンバーグ

おいしく食べられるジビエ料理を作ろうと思うと、強いクセや肉の硬さ、完全にシャットアウトするのは難しい毛の混入なんかの対策として、市販肉を調理するよりも手間ひまをかける必要がある、というのが一般的です。

そこで、前々から「市販のソース素材を使った濃い味付けでお手軽に臭み消し」というのを試してみたいと思っていました。

第一弾は、猪と鹿の合い挽き肉で作ったジビエハンバーグを、ハインツのデミグラスソース缶で煮込んでみたいと思います!

猪と鹿の煮込みハンバーグ

レシピはソース缶の横に書いてくれてあるので、それに準じて進めます。ただしビーフシチューのものなので、「ビーフ」のところを適宜「猪鹿ハンバーグ」に置き換えます。

まず鍋に玉ねぎとにんじん、バターを投下し、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。

本来なら同時に肉も炒めるのですが、猪鹿バーグはすでに火を通してあるやつを使うので、煮込む段階で投下することにします。解凍だけしておこうかな。

猪と鹿の煮込みハンバーグ

赤ワインと水を加えてにんじんが柔らかくなるぐらいまで煮ます。

猪と鹿の煮込みハンバーグ

そして味つけの主役、デミグラスソースとケチャップ、ついでにじゃがいもを入れたら…

猪と鹿の煮込みハンバーグ

本日のメインロールの猪鹿バーグを投入、煮汁がいい感じに煮詰まるぐらいまで弱火でことこと煮込みましょう。

僕はこういう汁物に入ってる野菜は煮崩れてるぐらいのが好きなので長いめに火を通しますが、そのへんはお好みで。

猪と鹿の煮込みハンバーグ

ブロッコリーはたいてい温野菜にして食べています。

洗ったら水を切らず皿に盛ってラップをかけ、量にもよるけど3~5分ほどレンジして完成。茹でるより流出する栄養素が少ないような気がしてたいていはこの食べ方です。

猪と鹿の煮込みハンバーグ

などと言ってるうちにいい感じに煮詰まってきました。一度ひっくり返してもう数分煮て完成とします。

猪と鹿の煮込みハンバーグ

完成。ブロッコリーの取って付けた感がなんとも言えませんね! ( ̄∇ ̄;)

まぁこんなんでも青いのが入ると見た目がかなり変わります。栄養面でもあった方がいいでしょう。

猪と鹿の煮込みハンバーグ 食後の感想

だいたい予想通りでした。ちょっと硬くなってしまったけど、十分食べられます。臭みもほぼなし。これはたぶんハンバーグ工程で使ったナツメグの仕事だと思います。ナツメグ大好き。

そして味の濃い市販デミグラスソースを使うことで、肉そのものはナツメグ以外の臭み消しはしていないものの、全体的なジビエのテイストは意識して探さないと見つからないくらいにまでなっていました。

ただ、人によってはジビエテイストを感じられないのがおもしろくない人もいるかもしれませんね。

僕の場合は「ジビエテイストが残ってようが残ってまいが、食べておいしいと思えればそれでおk」というスタンスなので、市販品を使って楽ができてこの味であればまったく問題なし。以前食べた○イゼリヤの格安煮込みハンバーグよりはいけます。猟師補正込みですけどね。(・∀・)

今後もお手軽な市販ソースを使ったジビエ料理をもっと試していきたいと考えています。さしずめ次は焼き肉のタレで漬け込んだ鹿焼き肉かな!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

猪チャーシュー

猪チャーシューを作ってみた。

諸君、私はラーメンが好きだ。 この地上で饗される、ありとあらゆるラーメンが大好きだ。

記事を読む

猪と鹿のハンバーグ

猪と鹿の野生ハンバーグを作ってみた。

猟期が終わってはや1ヶ月。本格的なジビエ料理シーズンの到来です。猟期中は獲るのに夢中であんま

記事を読む

鹿のレバーペースト

鹿のレバーペースト(レバーパテ)を作ってみた。

実は内臓系はあまり好きではないspinicker。店で食べるモツ鍋やホルモン焼きなんかはぜん

記事を読む

鹿の中華風そぼろ作り方

鹿の中華風そぼろを作ってみた。

猪肉の在庫が順調に減っていく一方、それよりはペースの遅いのが鹿肉。がんばって減らさないと。

記事を読む

鹿背ロースのアロゼ バルサミコソースを作ってみた。

鹿背ロースのアロゼ バルサミコソースを作ってみた。

アロゼとは、 アロゼ(〈フランス〉arroser) 《「水をまく」の意》料理

記事を読む

鹿のイージーから揚げ

市販のから揚げ粉で鹿のイージーから揚げを作ってみた。

猟期中は獲る方に専念していてあまりジビエを食べることのない僕。猟期が終わって一段落したこれか

記事を読む

鹿の姑息煮作り方

鹿の姑息煮を作ってみた。

たとえばきんぴらごぼうなんかは、ごま油の風味がよく利いていておいしい。 ↓ ∴料理の味は

記事を読む

猪の角煮レシピ

猪の角煮を作ってみた。

ジビエのなかで、もっとも市販肉に近いと言っていいんじゃないかというのがこの猪肉。豚は猪を家畜

記事を読む

鹿の竜田揚げ

鹿の竜田揚げを作ってみた。

僕の住んでいる地域、猟のスタイルだと、現状ではシシよりシカ肉の方が多く手に入ることになります

記事を読む

BLTICSバーガー

BLTICSバーガーを作ってみた。

説明しよう。BLTICS(ブリティクス)バーガーとは、 Bacon(ベーコン)

記事を読む

Comment

  1. ltchughes より:

     これはおいしそうですね!しかも4人前ですか?!

     いろいろなレシピ、参考になります。ありがとうございます!

     イノシシの脂身、味が深くて良いのですが、私のような年寄りの胃袋には重たくて、、、と思っていましたが、こんな風に脂身のないシカ肉と合わせれば、ちょうど良い感じになりそうですね。参考になります!!

     出来れば、少し試食させていただければ、、、プア様!ネット販売で一攫千金ですよ!

    • spinicker より:

      ltchughesさんのところにはいいシシ肉がいっぱいありそうですからね、よかったら参考にしてください。

      僕はよくシシ肉と鹿肉を合い挽きにしています。鹿はちょっと使いにくいところがあるけど、これだと鹿もぐんぐん減らせますw ハンバーグは揚げ物ほど手間は取りませんからね!(・∀・)

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

もうかりまっかPC01

PAGE TOP ↑