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空気銃から始めた5年目猟師の後悔。最初っから○○にしとけば…orz

公開日: : 最終更新日:2016/10/17 狩猟よもやま話

ちくしょう!

先猟期で4年目のシーズンを大過なく終えることができ、次はハンター5年目のシーズンとなります。早いもんだなぁ、もうそんなになるのか。

「自分で獲ったカモを鍋にして食べたい」が第一の動機だったので、最初の一挺は空気銃でした。これで十分だろうと。

精度の低い、当たらない銃でしたが、先輩方の助言を受けたり銃を買い換えたり、いろいろと試行錯誤してカモもそれなりに獲れるようになり、空気銃と空気銃猟を満喫していました。ええ、3年目までは。

カモが獲れるようになったということは、ようするに「当初の目標を達成してしまった」ということ。よろこばしいことだしカモもおいしく食べられるようになってもきたのですが、なんかこう、刺激に欠けると言うか、なんと言うか。(´・ω・`)

そこで所属団体のシカ猟部隊の様子を見学させてもらい、ダイナミックさに惹かれて散弾銃、M870の所持に向けて動き始めたのが空気銃を所持してから3年目。

この時点では装薬銃猟は「空気銃がマンネリ気味だからとりあえず次のステップ」ぐらいにしか考えてなくて、M870が来るのはうれしかったですが、大物猟自体はそこまで楽しみなわけではありませんでした。

3年目の猟期中に所持許可が下り、猟にも出てみましたが、照準器なしの銃身つきアイアンサイトのみ+練習不足ということでぜんっぜん当たらず、イマイチ楽しくないというか、苦労の方が大きいんじゃないか、とか。

奈良県某村

しかし、3年目の反省をふまえての4年目。

射場でスラッグ射撃もそれなりに練習し、教えてもらった待ち場を覚えて地理も把握しつつ、アイアンサイトでは頼りないのでドットサイトを載せて山を歩いてみると、獲物との遭遇も増えてサイティングもアイアンサイトよりがぜん早くなり、一気に期待感UP。獲れる予感がする!

こうなるとさらに楽しくなってきます。そして、

初めてしとめたシカ

去年の12月13日、初の四つ足をしとめることができました。ラッキーにラッキーが重なって実力で獲った気がしませんが、それもまたよし。幸運も狩猟には大切。

さらにはイノシシ猟にも参加するようになり、昨シーズンからぐっと大物猟が楽しくなってきました!

そして同時に「最初っから装薬銃にしとけばなぁ」という後悔が発生してきたのです。orz

狩猟用ライフルの有用性

ブローニングXボルト

国内の大物銃猟でもっとも有用といえる銃が大口径ライフル。散弾銃のスラッグ射撃より、ほとんどのシチュエーションでライフルの方が有利でしょう。散弾銃のようにいろんな弾を使ってマルチに狩猟を楽しむ、というわけにいきませんが、その分大物猟では静的(動かない的)でも動的(動く的)でも絶大な威力を発揮します。

この狩猟用ライフルで銃猟を行えるようになるには、一般的には散弾銃による狩猟経験散弾銃の所持年数が少なくとも10年は必要。と、現状ではなっています。このせいで今の僕は「最初っから装薬銃にしとけば!」となっているわけです。orz

そして、いろいろと周囲の話を聞いていると、10年のキャリアがあってもそう簡単にライフルの許可をおろしてくれるとは限らない様子。一筋縄ではいかないかもしれません。

公安の言い分では「ライフルの長大な飛距離は広大な北海道ででもない限り必要ない」なんてことを言う場合が多いようです。スラッグでもライフルでもバックストップがないと撃てないのは同じだと思うんですけどねぇ。(´・ω・`)

大物猟をやるハンターがなぜライフルが欲しいかというと、僕もそうですが、射程距離の長さよりはまず圧倒的な弾速、次に集弾性の高さが魅力だからでしょう。射程距離は三の次、という人が多いんじゃないでしょうか。

スラッグ射撃狙い越し

だいたいですが、数十メートル先を走るシシの前足つけ根やや後ろ、赤★の場所に命中させようと思った場合、スラッグ弾だと飛翔速度が遅いので青●のあたりをめがけて引き金を引くようなこともあります。

理屈ではわかっていても、いざ獲物を前にして「何もない空間を撃つ」というのはなかなか難しいものです。当たる気がしません。赤★めがけて撃ってしまって獲物のはるか後ろに着弾するケースのなんと多いことか。orz

が、弾速の速いライフルの場合、

ライフル射撃狙い越し

距離とモノのスピード次第ですが、やや前を狙うとだいたい思い通りの場所に当たるそうです。これはうらやましい。ヘタクソにこそ必要なんじゃないでしょうか! ついでにいうとリコイルも12番スラッグよりは軽いらしいし、いいこといっぱい!

・・・なんですが、この素晴らしい銃を狩猟目的でゲットしようとなると、散弾銃猟10年のキャリアが必要。これがねー。(´・ω・`)

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今は装薬銃は必要ないと思ってる人でも、いずれ所持を考えている、または銃猟にどっぷりはまる自信のある人は、最初の一挺を散弾銃にしておく、あるいは可能であれば同時申請するのも手です。

たしかにこれだと「やはり空気銃だけでよかった」となった場合、お金が無駄になる可能性はあります。

が、同じように最初は「空気銃だけでいいだろ」と考えていた僕は、空気銃を2年やった後に散弾銃に手を出し、結果大物猟にどっぷりはまって空気銃オンリーだった最初の2年をもったいなく思っている今日この頃。装薬銃猟歴2年なので、ライフルまでには少なくともあと8年は必要です。

最初っからM870を持っておけばあと6年でライフルに手が届いてたかもしれないのに! ムキーッ! ヽ(`Д´)ノ

まぁ僕の場合、同じくハンターをやっていた遠い親戚が、僕が中学生ぐらいの頃に誤射事故で命を落としたという経験があるので、最初は装薬銃に恐怖心があったのは確か。最初の一挺を散弾銃で、という選択肢は選びづらかったので仕方ない面もあります。

そのへんはひとそれぞれでしょう。その人なりの装薬銃を選ばない理由もあるはず。

ただ、どちらにしようか迷っているのであれば。
銃猟にはまる未来が見えるのであれば。
周囲の状況が許すのであれば。

最初の一挺は散弾銃にしておくと、僕のように空白の2年に悶絶するようなことはないでしょう。(´・ω・`)b

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Comment

  1. LONE-WOLF より:

    こんにちは。

    どうなんでしょう、ライフル銃所持の条件ですが・・・
    散弾銃での狩猟経験が10年なのでしょうか?
    法的には、あくまでも散弾銃の所持歴が10年ではないでしょうか?
    私の場合、散弾銃では狩猟経験がありませんでした。
    散弾銃の所持から9年を迎えてから、狩猟免許を取得しました。
    そして、10年を迎えると同時にライフル銃の所持申請を出して、無事にレミントンを所持できました。
    地域によっても事情は違うでしょうが、法律上は装薬銃の所持歴が10年ではないかと思うのですが。

    • spinicker より:

      狩猟目的のライフルは「装薬銃所持10年以上」+「1種狩猟免許」でOKなようですね。まだまだ先のことなのでリサーチがちょっとザツくなっていたようです。ありがとうございました。5年に短縮されないかなぁ。(´・ω・`)

  2. 藤屋 より:

    趣味の事ですから人其々ですし、自己責任の世界ですね。エアライフルに魅せられる人と、装薬の大物猟に魅せられてる人は別の世界に居ると思います。私は中途半端などっち付かずでエアライフルの微細なスナイパー気分と、罠猟の知恵比べの留めに空気銃のみです。

    • spinicker より:

      僕は空気銃スタート組で、始めた当初は装薬の人に「空気銃? そんなおもちゃでちゃんと獲れるの?」みたいなことをよく言われましたが、今となってはそんなことを言う気持ちも若干わからなくはないです。装薬銃は豪快ですからね。

      空気銃には空気銃の魅力はあるけど、昔から装薬一本でやってきた人にはなかなかわかってもらえませんね。昭和の前半にはとくに許可など必要ない時期もあったらしいですし、まぁ、おもちゃ感覚なんでしょうね。( ̄∇ ̄;)

  3. ltchughes より:

     その2年間は、決して無駄ではなかったと思いますよ。目に見えていないだけで、役に立った部分は多いのではないでしょうか?

     もしかしたら、装薬10年目でライフルの申請をされる際、「その前にエアライフルの2年間経験があって、十分な経験を積んでいると思われる」と判断してもらえるかもしれませんよ。
     逆に、最初から装薬で10年目にライフルを申請しても、「まだちょっとねぇ~」とか言われちゃったりして。

     あるいは、ライフルドスラグを始められては?

    • spinicker より:

      10年ちょうどで申請を出して蹴られたという話は何度か聞いたことがあります。「もう1年勉強しておいで」って。僕なら食い下がりますがw

      サボットスラッグはやってみたいんですが、銃身も弾もものっそい高いので現状手が出ません。弾は自分でリロードすると100円以下になるらしいけど、治具がこれまた高くて・・・(´;ω;`)

  4. ともぞう より:

    spinickerさんの猟場環境だとライフルだったらセミオートの方が良さそうだと想像してます.そして10年目になった頃には,リードも自然に取れてて,スラグで十分かも?になってるような予感も.笑

    まあ立間によっては距離がある場合もあるでしょうから,その場合はライフルなんでしょうけど,そのときはドットサイトより低倍率スコープの方がいいかも知れません.

    • spinicker より:

      シシ猟もライフルでやるならやっぱりオートですよね。でもあのボルトアクションもあこがれます。スナイパーみたいで。どっちも買えたらいいなぁ。オートにはドットサイト、ボルトにはスコープとか。夢が広がります。

      ・・・あと8年以上先の話ですが。(´・ω・`)

  5. monndou_n より:

    私は、師匠から、今は、単身自動銃12番で撃ちまくって、1年ぐらい経ったら、ボルト式の20番の散弾銃を買えばと言われました。スラッグ銃身を買うより、その方が命中精度がいいと言われました。
    ライフルは、跳弾が怖いですね。北海道でも、去年民家のガラスを割った事件がありましたし。
    師匠は、ライフルの弾は自分でリローディングして火薬は少ない目にしているそうです。

    • spinicker より:

      ボルト式の20番散弾銃、といえばMSS-20が頭に浮かびます。忍びや流しのシカ撃ちにはもっとも限りなく正解に近い散弾銃のひとつですね! 僕も候補に入れてました。

      その跳弾事故、モノから民家までどれぐらいの距離だったんでしょうね。跳弾ってどれぐらい跳ねるんだろう。(´・ω・`)

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もうかりまっかPC01

  • ハンターたる者、常により良い狩猟車を追求するべし! (`・ω・´)

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