狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

公開日: : 狩りバカ日誌2018

曇り時々雪 5℃‐2℃

狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

目を覚ますとサンバーの荷室だった。そういえば時間とガス代の節約に昨日は山中で車中泊したんだったな。家から遠いし。

関連記事:狩りバカ日誌 2019年1月1日(散弾銃・単独忍び猟)

日の出1時間前に起きるつもりでアラームをセットしていたが、快適すぎて30分ほど寝過ごしてしまった。いいのか悪いのか。(´・ω・)

狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

出遅れた分素早く撤収作業を済ませ、昨日と同じルートでシシとの遭遇を求める。

この辺りの猟場のありがたいところは、シシの痕跡が多い割に非常に歩きやすい点。

藪や灌木が多いとただ歩くだけで大きく消耗するが、一帯は針葉樹と広葉樹の大木がほとんどで、見通しがよく足の運びを邪魔する下草などもあまりない。

落ち葉は少なくない。が、シシが好む土地なだけあって湿地帯が多くを占めていて、落ち葉も湿っている。その分滑りやすくはあるものの、しっとりしていて音が出にくくて助かる。

なおかつ空間もそこそこ開けていて体を通すスペースが楽に見つかり、それでいてシシの気配は濃い。これぞ探し求めていた猟場である。

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NGSとその処理を終え、ズボンを直していると、何か妙な音が聞こえてきた。

フッ…フゴッ…フゴ

音源の確認に眼球だけをそちらへ向ける。大いなる期待をもって。

予想どおり、黒い塊が四つほど地面をほじくっているところだった。シシだ。

彼我の距離は30~40mほどか。まだこちらには気づいていない。

間髪入れず撃てればよかったのだが、直前までNGSをしていたこともあって、肝心の870は少し離れたところに横たえてある。

すぐ前のごく薄い枯れ藪の隠蔽効果を期待して四つん這いでにじりより、群れの様子を見ながら銃に手を伸ばす。

しかし、枯れ藪は仕事をしなかった。グリップを握ったか握らないかのところで、シシたちはすぐ先に変な生物がいることを悟った。

狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

はじかれたように逃げ出すシシ達。前二頭、後ろ二頭、二手に分かれてそれぞれ逆方向へ爆走する。どっちを狙うか!? ほんの数秒、距離にして何mか分だけ幻惑された。

前の二頭はすぐに藪の向こうへ走り去り、視界と選択肢から消えた。後ろの二頭は?

一頭はそのまままっすぐ走っているが、もう一頭はやや上りの獣道に活路を見出したようだ。その分スピードが落ちている。
シカのように立ち止まってはくれないだろう、今よりいいタイミングは訪れない!

ダァーン!

山間に響く銃声が鳴り止まないうちに、獲物は斜面を転がり落ちてきた! うおおおお!! 獲った!!! なんというか、自分がやったんじゃないようだ。現実感に乏しい。(゚Д゚;)

…と、脱力しかけたのも束の間。シシが体を起こして、

キー! ブキーーー!!!

叫び始めた。

よく見ると下半身の運動能力は失われているらしい。上半身だけが動いている。骨盤か、脊髄の後ろのほうに当たったか。遠ざかる形で走ってたからなぁ。

シシの反撃についてはいろいろ恐ろしい話を聞くが、あの状態ではもう脅威にはならないだろう。それでもやや遠回りして斜面の上のほうから近寄り、止め矢を入れた。

狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

40キロには届かないであろう、小型~中型のメスだった。

ここでようやく自前のボタン鍋に手が届いた実感がわいてきた。めっちゃうまそうやんけ!!! やったあああああ!!!

狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

初矢はやはり腰のあたりに命中していた。これで動きが封じられたのか。

1ショット1キルとはいかなかったけど、初単騎シシにしてはうまくいった方だろう。

狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

近くに沢があったので、内臓を出してから清水で冷やす。

腸の抜き方は、以前にシシ猟隊で学んだ、骨盤を割って腸~肛門まで抜き取る道を作る方法を実践した。モーラナイフを骨盤にあてがい、峰を剣鉈で打って叩き割る。それでもモーラは刃こぼれひとつ出なかった。

他に小さいナイフがなかったので、その後の解体もモーラのコンパニオン一本で最後までやり切った。想像以上に有能だった。

狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

設備の整った解体小屋での経験はあっても、シシを山中でしとめてそのまま解体するのは初体験。皮剥ぎナイフも家に忘れてきた。とても大変だった。シカより格段に手間ひまがかかる。orz

脂乗りはなかなかであったが、慣れないこともあってかなりの量が皮のほうに残ってしまった。こればかりは場数を踏まないとな。

狩りバカ日誌 2019年1月2日(散弾銃・単独忍び猟)

試しに味見してみたバラ肉は、塩コショウで焼いただけなのにとんでもなく美味だった。

ごちそうさまでした。ありがとう、イノシシ。


【本日の猟果(忍び猟)】
発砲 2
捕獲 1(イノシシ♀・40キロないぐらい)

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Comment

  1. show hey より:

    おめでとうございます㊗️
    初猪‼️
    亥年の初めに‼️

    • spinicker より:

      ありがとうございます。できれば元日に獲れればよかったんですけどねー。干支を元日からいただければ、なんか縁起いいっぽくて。けど2日でも大満足です!(・∀・)

  2. s.k.hunter より:

    おめでとうございます!
    正月からシシ猟とは羨ましい限りです。
    山林で解体。これぞハンターって感じですね!ゴミつくけど(°_°)
    雪降ると足が出てまた楽しくなりそうですね。単独猟、足下にお気をつけて。今年もブログ楽しみにしてます。

    • spinicker より:

      ありがとうございます。正月はだいたい空気銃猟に出てるんですけどね。今年は亥年ということで、シシ猟に出てみました。
      こちらではそれほど積もることはないんですけど、積もったら積もったで猟場の雰囲気ががらっと変わって面白いものです。(・∀・)

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