夜の山中で不足を感じたのでヘッドライトを新調したら助かった話。
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猟具・猟装
昨年12月23日のグループ猟。午後の部での射獲が遅くなり、解体を終えて下山する時には日没を過ぎていたことがありました。
もちろんそういった事態への備えはあります。荷物の中にはヘッドランプを入れてはいました。
以前、セミの幼虫を食べてみようと思い立った際、捜索用に買ったこいつです。
関連記事:おいしいと噂のセミの幼虫を素揚げにして食べてみた結果。
セミ幼虫の探索には使えましたが、それは街中の遊歩道での話。陽がとっぷり暮れて、登山道すらない、獣道程度の移動経路しかない深山ではまともに使えたものではありませんでした。何度足を踏み外しかけたことか。
このライト、商品説明では明るさ45ルーメンとのこと。
45という数字が大きいのか小さいのかはわからないながらも、明るさ不足であることは明らか。
その点、猟友のライトは明るさバッチリ。彼らのおかげで帰ってこれたようなものです(上の画像は複数人のライトが集まってるので、実際の一人分よりは明るいです)。
あれぐらいでないと用をなさないな。買い換えないと、備えが備えとして機能しないってことになる。明るいヘッドランプ買おう。(´・ω・`)
いかにも強力そうなこいつをチョイスしました。ライトが5つもついています。
ルーメン数は10000ということになっています。45→10000。鵜呑みにはしにくい数字だけど、まぁ強力であるのは違いなさそう。
電源もそのへんの乾電池より強力な、18650電池と言われる充電式リチウムイオンバッテリー。これを二本使用します。
そのぶん設備も大がかり。投光部とバッテリーが別体型になっていて、赤〇のところに収納したバッテリーを前のライトへコードで接続しています。結構重いですね。気になるってほどでもありませんが。
さて、実力のほどはいかに?
比較対象として、まずは以前の45ルーメンのもので足元を照らしてみました。しょぼいです。(´・ω・`)
足元などは距離が近いのでまだましに見えますが、数m先の法面を照らしてみると…暗っ!
ううむ。以前はこれで夜の山中を歩こうとしてたのか。今から思っても無謀だな…(; ・`д・´)
では今度は新調したライトをチェックしてみます。
さすがに明るい! 範囲も広い! やっぱりこうでないと。(・∀・)
さらに数m先を照らすと…
おおっ、すごい! これならかなり夜の山中でも不安は解消されます。
もちろん明るければ明るいほどいいんだけど、あまり光量だけを求めると、それに伴って各部品の大型化・複雑化も避けられないだろうし、この辺りがバランス取れてるんでしょうね。
比較してみると一目瞭然。ハンターやるならこれぐらいのものは持ってたほうがいいな。
ちなみに投光モードはいくつかあって、上の画像では中央の一つだけ点灯させています。でも不思議なことに、五つ全部点灯させても一つだけでも、明るさがそれほど変わらんのですよね。(; ・`д・´)
バッテリーの持ちを考えると一灯で運用するのがよさそう。
いくら明るくてもすぐバッテリー切れするようでは困りますが、満充電からだととりあえず3時間は光量が変わることもなく点灯し続けていました。3時間使えれば十分なのでそこで打ち切りました。
真っ暗な山中、猟装のまま歩こうと思えば、明るいライトはやはり必須。常に暗くなる前に戻れればいいけど、猟場では何があるかわかりません。
転ばぬ先の杖として、明るいライトを装備の中に忍ばせておくのはいい判断だと言えるでしょう。(・∀・)
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