モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

公開日: : 猟具・猟装

狩猟のマストアイテム、ナイフ。ピンからキリまでありますが、僕の持ってるのは数千円の普及品ばかりです。

幸か不幸か収集癖もこれといってないので、これまでは必要最低限の本数を購入・運用してきました。が、考えてみれば、必要最低限すぎて予備すらも持ってないことに気付きました。orz

最低限どころかもしもの時の予備・バックアップも用意していないとは。まるでどこぞのブラック企業のような管理体制。(´・ω・`)

ブラック企業は命と引き替えの時間外労働でなんとかする問題でも、狩猟でナイフがないとなるとこれはどうにもなりません。時間をかけたからといって素手でイノシシの解体や精肉はできないのです。

モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

そこで、ハンター御用達のモーラナイフから、ことさらに安い製品を一つ購入、テストしてみました。右側、黄緑色した「BASIC 511(以後511)」というモデル。僕のは2017Editionという限定モデル? みたいですが、普通のBASIC 511もラインナップされています。

以前から使っている、これまたおなじみモーラの「コンパニオン(ステンレス)」が実売2000円ほどなのに対して、511は1400円ほど。スラッグ弾2発分ほど安くなっています。

モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

このへんのナイフ、当方の使い方ではシカを獲った際の現場での大バラシ(前足・後ろ足・胴体の肉・内臓を持ち運びやすい様におおまかに分ける)なので本当はそうやって評価したいのですが、猟期外の今はそれがかないません。

今回は、代わりにシシ肉のかたまりで切れ具合を試してみることにしました。猟期に入ってシカが獲れたらまた本来の用途でテストしてみるとしましょう。

(両ナイフは使用前に研いであります。いわゆる箱出しではありません。)

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モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

まずはコンパニオンから。さすが(511よりは)高級品だけあって、スパッと切れます。小ぶりでブレードの自重がないタイプにしては上出来でしょう。

…てか、こんなに切れたっけ? (;・`ω・´)

足場の悪い、手元もよくない山中では切れすぎると危なかったりします。コンパニオンはほどよく切れてほどよく鈍いのでそれが実用上ではありがたいんだけど、条件のいい台所だとこれだけ切れるんだな。

当地の猟師の間ではモーラといえばこのコンパニオンのことを指しますが、それに見合うだけの機能性、そしてお手頃価格と言えるでしょう。

モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

ではお次は今回の本命、511です。

値段ばっかり気にして材質は見てなかったんだけど、これってカーボンスチールなんですね。ステンレスの方が好み、というか管理が楽で好きなんだけどなぁ。まぁいいや。とにかくテストだ。

それでは見せてもらおうか、モーラの廉価版の性能とやらを…!

モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

スッパーーーン! (゚∀゚)

同じぐらい切れました。「まな板の上でシシの肉塊を切る」という条件下では同様の切れ味です!

ただ、ブレード長がコンパニオンより短いので、刃を走らせるような切り方をする必要がある場合は若干不利ではあります。

モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた
モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

こま切れにしてみましたが、印象は変わらず。どっちも同程度に切れます。

料理シーンだともうちょっと長さが欲しいなと思うところも変わりませんが、この手のモーラで料理しようって人はあまりないでしょうからね。

モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

細かいところを見ていくと、峰の部分。

右が511。特にこれといって何の処理もされておらず、ガタガタになっています。こういうところは廉価版だなぁ、と感じさせられます。

左はコンパニオン。グラインダーにかけられたような感じ。処理はされてるけど削り跡は残っています。鏡面仕上げとかそんな上等な処理はされていません。511よりは高いといっても、2000円ですからね。(´・ω・`)

モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた

そして先ほどちょっと触れましたが、511はカーボンスチール製ということで、軽く錆びが浮きはじめています。ステンレスだと思いこんでいたのでわりと雑に扱ってまして、その報いが。orz

さて。現時点での評価…をしようと思ってましたが、やめておきます。ただ肉塊をズバズバ切っただけなので。「切れるのは切れるけど、肉塊を切るならもうちょっと長さと重さがある方がいい」ということはわかりましたけど。

僕はモーラの使い道としては、先述のとおり山中での大バラシがほとんど。なので実際にその用途で使ってみてから判断したいのです。600円ほど安いのは魅力ですけどね。

「同じような使い方して同じような切れ具合なら大バラシでも似たような感じになるんじゃ?」と考える方もおありでしょうが、実は昨期、ほんの片手間だけど、借り物の511で大バラシに挑んでみたことがあったのですよ。で、その時はてんで切れなかったのです。

借りた物なので、研いでたのか研いでなかったのかがハッキリしないのですが、その方もスペア的な感じで持ち歩いてるだけということだったので、まだ研いでなかった可能性も。その点をハッキリさせて同じ用途で使ってみるまで評価はおいておこうと思います。

来期がいやまして楽しみになってきましたですよ!(・∀・)

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Comment

  1. LtcHughes より:

     モーラナイフ、良いですね!以前の記事を読んでから欲しいと思っているのですが、なかなか手が出せません。

     イノシシの解体は、100鈞のカッターナイフを使っています。常に3本を用意して切る場所によって使い分け、1回の解体毎に、刃を使い捨てです。

     常に清潔さと切れ味を確保出来るので便利なのですが、大型のオス鹿の皮膚には、全く刃が立ちませんでした。今年こそ、モーラ買おうと思います!

    • spinicker より:

      無印コンパニオンなら2000円ですよ。LtcHughesさんの財力ならいくらでも買えるはず!

      同じコンパニオンでもHeavydutyというのもありますが、無印より厚みがあって材質もカーボンスチールなので、別物と考えた方がよさそうです。解体に使うならやっぱりステンレスの無印ですかね個人的には。(・ω・)

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