綺麗な映像だろ?夜なんだぜこれ。夜を昼のように撮るカメラ、X27!
公開日:
:
猟具・猟装
大物猟のターゲットであるシシやシカは夜行性。もとは昼行性であったものが人間と活動時間が重ならないようにするために夜行性になった、という話も聞いたことがありますが、とにかく、今のシシやシカは夜によく活動しています。
で、現状、ごく一部の例外をのぞいて夜間は銃猟禁止。夜に出会うシシやシカは昼間とちがってぜんっぜん逃げないので、もし夜間の銃猟+公道上からの発砲が解禁になれば、少なくとも当面はバカスカ獲れるようになるはず。…すぐに学習して夜でも逃げるようになるんでしょうけどね。
夜間に彼らを見かける場所といえば、やはり道路沿いがほとんど。
そりゃ山中にもいるんだろうけど、撃ってはいけない時間帯に山へ分け入って様子を見に行ってもあまりメリットはないし、それ以前に暗くて見えません。
暗視カメラとかもあるけど、解像度悪かったり色合いが味気なかったりするし、夜でも昼間みたいに見えるカメラなんかがあれば面白いんじゃないかなぁ。(´・з・)
あるんだな、それが!(・∀・)
Sierra Pacific Innovations(SPI)社が開発したX27というカメラシステムではそれが可能なのです!
Color ultra Low Light true Night Vision Camera module
機能紹介とデモンストレーションを兼ねた動画がこちら。この記事の画像は動画からのキャプチャです。
はい。右半分。昼間にしか見えませんね。でもこれは夜に撮影したものなのです!
左半分の黒っぽいのが従来の暗視カメラ。暗視カメラにもいくつか種類があるようで、こんなモノクロのとか、あとはなんか緑っぽい色合いになるやつとか。どちらにせよこのX27が可能にする動画は色合いが今までの暗視カメラとは色合いがまったくちがいます。
そうそう、こういうの。ビッグキャットダイアリーとかでよく見るこれがおなじみのナイトビジョンです。
上の動画、実は映像のすごさという点ではわかりやすさイマイチです。かしこいコンピュータが映像処理してるんだろうなということは想像つきますが、どうやってるかまではさっぱりわかりません。説明も英語だからチンプンカンプン。
ということで、もうひとつ動画を用意しました。こっちは字幕で各シチュエーションの簡素な説明があるので状況がわかりやすいです。
いろんな状況でのテストが公開されてますけど、4分10秒らへんのTEST5と7分5秒あたりのTEST8とか見てると、なんかもう、普通に昼とか夕方とかに撮ったんちゃうん? と言いたくなります。本当はどういう状況だったのか混乱してくる…(;°∀。)
なんでこんなことができるんでしょうね? こういう物こそソニーあたりに作ってもらいたかった気がします。今はもうソニーといえばソニー損保フゥーというイメージしかなくなってしまいました。(´・ω・`)
音楽がうっとおしい場合はこちらの動画をどうぞ。
いろんなサンプルを見てきたけど、若干、光源の処理でなんかヘンなところがまだあるみたいな感じですかね。
ゆくゆくは罠猟も考えてるので罠の近くにトレイルカメラとかセットできたら面白そうだなとか思ってました。
その時までにこのテクノロジーが完璧に仕上がって、ドローンに搭載できるほど小型化されて、かつ安く買えるようになってたりしたら、狩猟がもっと楽しくなりそうですね!(・∀・)
関連記事
-
爆誕、狩猟用スマホ!赤外線サーモカメラ内蔵のCAT S60が凄まじい件
これといってスマホに興味あるわけじゃないんですけどね。でも今となっては生活必需品となってしま
-
M870の頬づけ調整にベアトゥースのコムライジングキットを試してみた
ドットサイトSD-33を装着したのはいいのですが、そのぶん頬づけの位置も高くなってしまい、改善の必要
-
超格安スコープ。visionking VS1.25-5x26Lのスラッグ射撃レビュー
格安スコープお遍路の旅、第二弾。今回はちうごくのVisionkingというメーカーの「VS1
-
ハンターのナイフたち。いろいろ買い足した狩猟用ナイフを紹介します。
僕の狩猟用ナイフ。同じような内容の記事は以前にも掲載したんですけど、 関連記事:狩
-
大物猟用のドットサイト、サイトロンSD-33をM870に載せてみた。
M870がかっこいいのは一万年と二千年前から決まり切っていることであってこれはこれで申し分ないのです
-
カモ猟の猟場開拓に!Googlemapより一歩先行く国土地理院地図
ハンターにとって地図は大切なもの。ハンターマップを筆頭に、いろんな地図のお世話になりながら、
-
モーラナイフ比較。コンパニオンと廉価版BASIC511をテストしてみた
狩猟のマストアイテム、ナイフ。ピンからキリまでありますが、僕の持ってるのは数千円の普及品ばかりです。
-
僕もあこがれてたEOTechホロサイトの精度がちょっと信用を失った件
僕の周囲を見回してみると、大物猟をやっている猟師はみな何かしらの光学機器をのっけて猟にのぞん
-
獲物の発見・追跡に!低価格なスマホ接続式の赤外線サーモカメラ
すべてのハンターが避けたいことのひとつに「半矢・未回収」が挙げられると思います。獲物にケガさ
-
大物猟ハンター(装薬銃)のザックには何が入ってるのか紹介してみます。
今まで使っていた、ちょっと変わった狩猟ザック。 背負い紐が体の前でたすき掛けのような形にな
Comment
自衛隊に体験入隊した時に、暗視ゴーグルをかけさせてもらいましたが、本当によく見えます。
最近のデジタル一眼も、訳が分からないほどISO感度があげれるようになりましたし、技術の進歩はすごいですね。
前から考えてたのが、ドローンにIRカメラを取り付けて、リアルタイムで送信すれば、youtube等でよくある攻撃ヘリのように見えないかと。(ゲリラ戦になるので、有効性は不明ですが)
見切りの見るぐらいは出来るかなと思ったりしていますが。
そういえば自衛隊の見学とかできるんでしたっけ。面白そうですね。
ISO感度といえばフィルムで写真撮ってた頃は1600とかだったような。
今ちょっと調べてみてたら、α7で409600ってなってました。もう意味わからん。orz
ドローンを狩猟に活用するのは海の向こうでは実用化されてると聞いたことがあります。
いずれ日本でもそうなるかもしれませんね。