盆休みバイクの旅。クロスカブで忍者の里・伊賀市を回ってみた(後編)
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最終更新日:2017/09/14
クロスカブツーリング(林道等), 移住地さがし
盆休みクロスカブの旅、二日目。宿をチェックアウトすると、その足で伊賀流忍者博物館へ。
萌えキャラのくノ一がいろんな言語で解説してくれている姿看板が目印です。まぁ、実は昨日来た伊賀上野城と同じ敷地内にあるんですけどね。
盆休みバイクの旅。クロスカブで忍者の里・伊賀市を回ってみた(前編)
盆休み期間ということもあって、場内は人多し。昨日より多いかも。
僕は特別に忍者好きというわけではありません。
「以前ジャンプで連載してた某大人気漫画は忍者ものをうたっておきながらほとんど怪獣大戦争だったけど、まぁ忍者の本場の忍者博物館でそんなすかたんな忍者の紹介はしてないだろwww」
程度の期待で入館したのですが…
入ってすぐにまさかの忍術実演。農民姿の忍者に扮した係員さんが、本物の忍者屋敷(この場所へ移築したそうです)のからくりや仕掛けを実際に用いながら沿革を説明してくれます。
有名などんでん返しや床下の隠し刀など、なぜそんなものがあるのか、どういう意図だったのか、などの解説もとてもわかりやすい。こいつは想像以上に本格的だぜ…(;・`д・´)…ゴクリ
博物館というだけあって展示品も豊富。手裏剣の数々。
追っ手の注意をそらすための爆竹。本当に竹の中に火薬を詰めていたそうです。だから今は紙だけど名前は爆「竹」なんだな。
音を立てない歩法なんかも忍術の一つ。「忍び足」は今でも通用する単語ですね。
我々銃猟ハンターが単独でこっそり獲物に近づいて射獲する、僕もよくやる猟法は「忍び猟」だし、現代社会にも深く浸透してるんだなぁ。
忍者の歴史年表によると、飛鳥時代に聖徳太子が志能備(しのび)・大伴細人を使用したのが日本で初めての忍者(用間)ということになっています。興味深い。
他にも楠木正成が伊賀忍者に「透波(すっぱ)」と名付けたとあります。現代でも、秘匿していた情報を暴かれることを「すっぱ抜く」なんて言うけど、その語源がこれ。
これだけいろいろな情報の源は、地元ということで大量に残されていた昔の文献。おかげで今でも詳細な忍者の事実を知ることができます。
こういった忍者の工夫が現代に伝わっているのはそういう資料のおかげ。情報を残すのって大切。( ´-`)
軽い気持ちで来てみた伊賀流忍者博物館。展示が想像以上に高レベルでした。忍者好きではないけど入場料756円はぜんぜん高くないと思えるほど。動画撮影は禁止だけど写真はOKなのもいい。また来ようかな。(・∀・)
僕は見ませんでしたが、博物館専属の忍者集団による忍者ショーもあって、会場の方からは時折大きな歓声があがっていました。見ればよかったなぁ。(´・ω・`)
かなり人気があるようで、この順番待ちの行列。次来たら見てみよう。
博物館を出ました。
そして、これが言わば本命。伊賀市への移住はありうるのか!? その要となる狩猟環境を探るべく、クロスカブで猟場候補を見て回ります。
カルガモの群れがいた小川。冬になったら下草は枯れるだろうし、いい猟場になりそうだな。三重はヌートリアも多いらしいし、この川も探せばいそうな環境に見える。
しめしめ、ここはよさそう…ん?
いやああああああああ!!!!!! orz
まぁそれは冗談として、ちょっと気になったのが、山ぎわの田畑。僕が見て回ったかぎりでは、ほとんど柵らしいものが見られないんですよねぇ。たまに鉄柵があるぐらいで、電柵は見た数0。
市街地ど真ん中の田畑ならともかく、山のすぐふもとの田畑がこれということは、あまり獣害に悩んでいない=獲物が少ない…?
(これについてはいい資料を教えてもらったので後日紹介予定)
帰りは名張市の方を回って、ついでに奈良県のいつもの猟場も見回って帰ってきました。
短いとはいえ、旅に出たのは去年7月のタイ旅行以来になりましたが、やはりたまには枕を替えてみるというのもいいものだなぁと実感した次第です。
あと、実感したといえば、クロスカブというバイクの奥深さ!(・∀・)
未舗装林道でも、ブロックタイヤさえはいてれば、まぁ飛ばすのは無理としても、足をつきながらとことこトレッキングするぐらいなら問題ないので、思いつきでふらっと林道にも入れるし、基本形はカブということで乗車姿勢も楽ちん、100キロやそこらの中距離ツーリングなら余裕でこなす。いい買い物をしたなぁ。
これから季候のよくなってくる秋に向けて、またツーリングの旅に出たくなるような魅力を発見できた、今回のクロスカブ道中でした。( ´ー`)
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Comment
銃禁の看板、私もどきっ!とした事があります。が、看板の向こう側が銃禁の区域で、文字が読めるこちら側は大丈夫でした。「ここから先は銃禁」的な。
木曽三川の河口付近でヌートリアが多いですから、三重県の川にも多いでしょうね。当地ではヌートリアにあった事がありません。食べてみたいです!
銃禁看板も厳密にいうとちょっとずれてることもあるので、詳細はやはり狩猟者必携の別冊で確認するのが一番ですね。あれは細かい。…読む気にならないほど細かい。(´・ω・`)
僕はだいたいで把握して、そこからさらに広めに安全マージンというか緩衝地帯を設定して、これならまちがいない! という形でやってます。