射獲動画つき狩りバカ日誌 2018年12月2日(散弾銃・グループ猟)
公開日:
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狩りバカ日誌2018

恒例となりつつある、巻き狩り前の単独猟。30~40mほどの距離で踏み出したメスジカに射掛けるも外してしまった。今期ここまで3ショット3キルで撃てばしとめる、という形だったが、ここへ来てとうとう失中。
ランニングターゲットで射撃練習はしていても、やはりとっさの踏み出しで的の前を撃つ、というのはなかなか難しい。練習が足りない。(´・ω・`)
気を取り直して巻き狩りに集合、いつもの待ちに着く。車から歩いて20~25分ほどの山登りは必要だけど、有望な待ち場である。
犬が入ってまもなく、山手の方の待ちから一発の銃声! しかしどうやら外したらしい。あそこからならこっちへ来る率は半々ってとこか…

来るとすれば山側の斜面からなんだけど、僕のいる場所は古い作業道の跡のようなところ。ここだけ少し広くなってはいるが、断面で見ると険しい谷と険しい山に挟まれている形である。
山側を見るということは谷側に背を向けるということであって、転落すれば大ケガになるであろう急斜面に注意を払えない状態になる。心情的に、獲物が来そうな方向よりやはり危険の大きい方向に目を向けがちになる。
足音が聞こえたのもそういう形で立っている時だった。
背後から届く、枝を踏み砕く聞き慣れたあの音! だが、自分の待ちでビンゴを引くのは今期初なので、反応が早く、大きくなりすぎてしまった!
もうあと5秒か10秒ほど待てればまつ毛の本数まで把握できそうな距離まで来たはずだが、メスジカ二頭は大きく体ごと振り返ったこちらの姿に気づいたようだ。想定した獣道を外れ、ゆるやかにこちらから遠ざかるルートを選択した。
慌てて挙銃するも、少し遅い。後ろ姿を撃てそうではあったが、バックストップ的に微妙だ。くそっ、せっかくバッチリのとこに居たのに…orz
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落胆しかけたところへ、似たようなルートを通って黒い塊が転がってきた。オスジカだ!
こいつは遅れてきた分、僕に気づいていない。よく使っている道を前を行くメス二頭が外れたことを不思議がるように、途中で立ち止まって彼女らの行った先を見ている。
距離は30mあるなし。あそこならバックストップも大丈夫だ、大チャンス!
胴体は杉の木の陰になって見えているのは頭と尻だけ。迷うことなく頭に照準を合わせてサボット弾を送り込むと、黒い体は斜面を転げ落ちてきた。
大物猟でヘッドショット…というかフェイスショットは初めてだ。距離が近かったとはいえ、やはり今の僕はなかなかの射撃好調。そして9000円スコープもいい感じである!

今期から導入した、折りたたみ式の獲物用ハンガーを試す早速の機会である。
強度的には一体型より落ちるはずで不安はなくはなかったが、実際に用いてみるとなんの問題もなかった。
一体型のように先がリュックから出て木の枝にひっかかることもなく、いい買い物をした!(・∀・)

犬のおやつにするために今日のモモは足つきのままだ。バッグの中からシカの足が飛び出しているのはなかなかシュールな絵である。
それにしても今期はやっぱり射撃が調子いいなぁ。今のうちにシシと遭遇したいものだ!(・∀・)
【本日の猟果(グループ)】
発砲 2(うちspinicker 1)
捕獲 オスジカ1(うちspinicker 1)
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Comment
コメント失礼します。いつも参考にさせて頂いております。
私も同じハンガーを持ってますが、忍びの日は獲れないし、グループの日は解体小屋まで運んでしまうのでハンガーの出番がここまで全くないのです(°_°)チーン
見事なショットです。ものも苦しまなくて済みますね。おめでとうございます!
はじめまして!(・∀・)
備えていれば獲れないし、獲れた時に限って備えてない。よくあります。動画撮ってる時には獲れないのにカメラ回ってないとバッチリ獲れたり。マーフィーの法則。(´・ω・`)
ヘッドショットは見た目アレだけど、撃たれた方は何が起きたか分からないうちに絶命してるので、苦しみという点ではもっとも低いかと。見た目は…アレだけど。orz
とても、迫力ある映像ですね。
しかしかなりの急斜面ですな、
足元も、かなり悪そう…
狩猟ってちょっと憧れる世界なんだけど、
山歩きしたことのない49歳の自分には、
かなりきびしいかも…
普通に働きながら猟をしているみたいですが、
しんどくならないですか?
僕も猟をやるまでは山歩きなんてほとんどする機会なかったですよ。
実際、狩猟には山歩き用の体力ってそれほど必要ないように思います。忍び猟だと音を立てないようにゆ~~~っくり歩くのでそれほど疲れません。グループ猟でも待ち場へ着くのが遅くはなるだろうけど、待ってもらえます。
始めるのは好奇心があれば始められるけど、続けるためには、体力というより、エネルギーとかバイタリティとか情熱とか、体の奥底から湧き出る狩猟への意欲が必要かと。そういうものがあれば体力なくてもカバーできるし、続けていくうちに体力もついてきます。(・∀・)