空気銃猟時の猟装はこれ?「里山迷彩」という考え方。
公開日:
:
最終更新日:2017/12/26
猟具・猟装
当地の空気銃流し猟の環境はおもに里山。車でため池7割、河川3割ぐらいの水場を回ってカモを探し、合間合間でキジやハトがいれば撃つ。という形の猟がメインです。ヒヨの待ち撃ちも年に一度か二度はやりますけどね。
そういったステージをどういう服装で訪れていたかというと、
こういう感じ。
実はこの服装、大物猟時とだいたいいっしょ。
山に入る大物猟と車で流す空気銃猟では寒さが段違いなので中に着ているものに差はあったり、オレンジが入る入らないの相違はありますが、この枯草色のシェルジャケットと迷彩柄のカーゴパンツについては共通の猟装なのです。
狩猟をはじめた一年目こそジャケットは家にあった革ジャンでしたが、二年目以降はほぼこのスタイルで、特にこれといって疑念を持つこともなく六年目の今期まで来ました。
が、最近、人の目を意識するあまり、ものすごく慌ただしい動きをしている自分の空気銃猟スタイルにちょっと疑問がわきまして。違法でもないのにそこまでコソコソせにゃならんのか。と。(´・ω・`)
そんな折り、ツイッターでフォローしている方が猟装について興味深いことを言っておられました。ざっくり言うと「空気銃の猟装は、単に背景に溶け込むのではなく、里山の風景そのものに溶け込め」というような感じでした。
自分の服装を顧みてみると、やはりこの迷彩柄というのはミリタリー=銃という印象を振りまいても仕方ないかな、という気がしなくもない。
こんな格好したのが田畑やため池の入り交じった田園風景のなかを、カバーこそかけてはいても、空気銃を手に闊歩していたのではやはり目立ってしまうのも当然かも。
ここはひとつ、農業スタイルに見えるような服装を目指してみようじゃありませんか。
実践、里山迷彩
家にありあわせのもので里山に溶け込むような猟装、名付けて里山迷彩にトライしてみます。
準備したのはタオル二本、ジャンパー、ウインドブレーカーのズボン、長靴。
長靴だけはこないだカモの回収で足ずぶぬれになったので、その対策として最近買ったものですけどね。ちょうどいいのでこいつを使います。
さて、タオルの一本を頭、もう一本を首に巻いて、ジャンパーとズボンを着て長靴はいて…っと。
(・∀・)!
うむ。ありあわせにしてはまずまずいい感じで農業スタイルになったんじゃないかと。
なんのことはない、僕も冬場に車のタイヤ交換とか外で作業する場合は、長靴をのぞいてだいたい似たような格好してます。動きやすくて寒くない。
粗はあるけれども、少なくとも以前のスタイルよりは里山で目立たない格好になったように思います。以前だと、カバーをかけてあっても服装から銃が想起されることも多かったかもしれませんが、この格好なら、カバーをかけてあれば、銃を連想されることは減ることはあっても増えることはないでしょう。
これなら視線が気になることがちょっと減るかも。できることなら車のナンバーの地名も現地のものにできれば言うことないけど、こればっかりはどうしようもないかな。(´・ω・`)
今後はこの里山迷彩でカモの流し猟に行こうかな。ちょっと検討してみます!(・∀・)
関連記事
-
これはいいものだ!サイトロンのレティクル可変ドットサイト「S33-4R」
狩猟のなかでも銃猟というジャンルは、大きく分けると二つの要素に分割できるかと思います。それは
-
spinicker、空気銃猟(いったん)やめるってよ。その理由とは?
えー。突然ですが、空気銃(レインストーム)を手放し、七猟期に渡り携わってきた空気銃猟からいっ
-
狩猟とは切っても切れないツール。僕の猟用ナイフ一式を紹介します。
ハンターの間でも、あれがいい、いやあそこの方がいい、と常に話題になるのがナイフの話。やっぱり
-
ハンターの(ほぼ)必需品! 獲物用冷凍庫にキープできる鴨の数は?
ハンター始めて最初のシーズンの獲物はコガモ1カルガモ1ヒヨドリ10とかそんな感じだったので特
-
apemanの安物トレイルカメラを獣道に仕掛けてみた結果。
さて猟期も終了し、張りつめていた風船がしぼんだような生活を送っているspinicker。休み
-
猟期はもうすぐ、自作カモキャッチャーを作り直しました!
このブログもそうですが、本サイトの方も「カモキャッチャー」「鴨キャッチャー」のキーワードでの
-
巻き狩り(グループ猟)に必須。4アマ無線の免許取り方と運用
※狩猟は狩猟でも「有害鳥獣駆除」は、自治体から受託する業務となるため、アマチュア無線の使
-
今まで見た中で最高の切れ味。柴田祟行のナイフ。
先日の狩りバカ日誌でシカを解体した時にも感じたことですが、やはりよく切れるナイフがあると獲物
-
狩猟中の足濡れサヨナラ。防水靴下で実現する快適猟師生活
2月15日を過ぎ、猟期は延長戦に入りました。そう遠くないうちに春の野郎がやって来やがりますが
-
カモキャッチャーにサビキ浮きをプラス!さらに進化した件。
最近、しとめたカモの回収は8割以上が超ロングタモ網によるもの。 当地の水場はあまり広く
Comment
こんばんは(^^)
確かに違法じゃないけど、なんか人の目気になりますよね~
通報されて、時間取られるのも嫌だし更新や銃検の時に「トラブルを起こした」なんて記録になっても嫌ですし…
僕は基本的には地味な作業服にワークマンの迷彩ジャンパーです(^_^;)
人数の多い支部なので、現状空気銃一本の僕は仲間がいません…ほっとらかし(泣
装薬の許可待ちなので、散弾持ったらもう少し積極的に絡んでいこうと思いますが(^^)
spinickerさん、いつか空気銃猟ご一緒できたらなぁと思います(*^_^*)
今日もクリスマスヒヨドリ目指して出猟しましたが、発砲の機会なしでした(^~^;)
感情だけで物言う人とか痛くもない腹をさぐられるのとか、面倒ですよね。過去に何度か痛い目見てます。(´-ω-`)
空気銃のことなら、近畿住まいであればjaftaという団体への入会がおすすめです。詳しい人いっぱいいますよ!(・∀・)
怪しまれない格好というのは大切ですね
ギリースーツ/フードは非常にアレなので、最近はこういうモノを使ってます
スナイパーベール 迷彩 185cm×90cm
http://www.amazon.co.jp/dp/B00E364VCU
ただの網なのですが、コレが意外と効果がありまして
何故かギリーより気づかれ難いし気付かれてからの反応も鈍いようです
人の頭ー首ー肩というラインが崩れるからか、それとも風に揺れる様が自然物に見えるのか?
普段はスカーフやマフラーのように首に巻いておいて、池のそばで頭にかぶれば良いので不審者度がかなり下がりました
ギリースーツでそのへん歩くのは自分の首しめるだけですね…。( ̄∇ ̄;)
白っぽく見えてそこそこの面積がある人間の顔は草原や森では目立つものだということでそういうベールやコマンドーみたいなフェイスペイントが生まれたと聞いています。獲物にも人間にも不審に思われないスタイルを発見したいところです。