三代目狩猟靴。キャラバンのトレッキングシューズC1_02Sレビュー
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最終更新日:2019/03/02
猟具・猟装
個人的には、トレッキングシューズ派・スパイク長靴派・スパイク地下足袋派が猟師の三大猟用靴であると考える今日この頃。僕はトレッキングシューズ派閥に属しています。
関連記事:山歩きに大事な猟師の靴、おもに3パターン。あなたはどれ?
今年の1月までは二代目狩猟靴であるメレルのモアブというモデルで出猟していました。当然ゴアテックス採用、足首ぐらいまでの川や水たまりなどを歩いても無問題のバッチリ防水。
山では滑りにくいけど街中では滑りやすいところがある。いう不思議な特性を持っていましたが、なんだかんだでいい靴でした。
関連記事:滑ると評判なメレルのトレッキングシューズを一猟期使ってみた感想。
しかし、このあたりに亀裂が多数発生。せっかくのゴアテックスが用をなさなくなり、三期半ほどで狩猟靴を引退することに。今後は晴天時の金剛山登山用として運用していくことと決めました。
そして今回、次期狩猟靴として白羽の矢を立てたのは、国産メーカーであるキャラバンのトレッキングシューズ、C1_02Sというモデル。こちらもメレルに負けず劣らずアウトドアの老舗メーカーであるらしいです。
キャラバンC1_02Sインプレッション&レビュー!
届きました。かっこいいです。
靴をネットで買うのはよくないんだろうけど、評判よかったし、近所では売ってなかったし、猟期中ということで早く欲しかったもので。(´・ω・`)
日本人の足は幅広であるそうで、おフランス製であるモアブはそういえば若干幅がきつかった印象。その点C1_02Sは靴の中の空間がかなりワイドです。
僕の普段のサイズは26なんですが、モアブは26がなかったので25.5を履いてました。そのために若干きつかったのかもしれないけど、26のC1_02Sはモアブより1サイズだけ上ってのが信じられないぐらいぐらいゆったりしています。
そのためか、足幅が大きいと感じた時のために、微調整用の小さな中敷き(ハーフインソールと書いてあります)が標準装備。僕もこれを使っています。
履いてみた感じ、ガワが硬い。良く言えば堅牢、悪く言えば柔軟性に欠ける。実際に使ってみてどうか?
といったインプレッションを経て数か月猟場で使ってみて、印象はだいたい同じです。モアブより全体的に頑健な感じ。モアブが三期半の命だった(手入れ次第ではもっともちそうですけどズボラなもので)んだけど、それよりは長持ちしそう。
ただ、ガワもそうだけどソールも固めで、歩きやすさ、地面への追従性という点ではモアブより劣るかな。マッディーな斜面とかでの滑りにくさも若干モアブが秀でてる感。これも必要十分で、けっして滑りやすいってわけじゃないんですけど。
防水性はいい勝負。でもおそらくC1_02Sのが頑丈なんで、耐久性の差がそのまま耐水性の差として出そうに思います。
実際、C1_02Sは狩猟で5年ほど使ってるけどまだまだへたらない、という意見もありました。
総じて言えば、モアブは”トレッキングシューズ”で、C1_02Sはどちらかというと”登山靴”っていうのが近いんじゃないかと。
本格的な登山靴ってゴツくて重い、しかしそれだけに頑丈。C1_02Sはそういったヘビーな登山靴とライトなトレッキングシューズの中間的な味付け。長く活躍してくれそうな、そんなツールです。
ひとつ言わせてもらえれば、通販で買ったのでフィッティングできず、やや大きかったのが残念。1サイズ小さいとなおよかった。やはりできれば店舗で試着して買うべきですね。(;’∀’)
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